薬局×弁当屋の経営者でもあり地域医療を支える薬剤師・川野義光とは
- 弁当屋と薬局を経営する、川野義光さん
- 薬局開業のきっかけは、赤字の薬局を黒字化できたらM&Aで譲渡するという制度
- 弁当屋開業のきっかけは、自力で生活することがままならない老人との出会い
- 一人で身の回りのことができず、食事もままならない老人をみて、手作りの弁当屋を志した
「ファーマシストの流儀」第7回は、デスメタルとパチスロをこよなく愛する薬剤師・川野義光先生です。採算度外視で、お弁当屋さんの経営に乗り出したわけとは? 地域医療にかける思いをうかがいました。
川野義光(かわの・よしみつ)先生
薬剤師/株式会社メタルファーマシー 代表/京都府薬剤師会 理事
経歴:大阪薬科大学卒業。薬局グループ等で薬局薬剤師として勤務後、独立。2017年に株式会社メタルファーマシーを設立し、現在は京都を中心に薬局5店舗、弁当製造販売店1店舗、脱毛サロン1店舗の計7店舗を経営。在宅医療・地域医療に邁進する日々。趣味はデスメタル、パチンコ・パチスロ。社名の由来はもちろんデスメタル。
4年制で入学し勝手に6年いた学生時代から、薬局経営で独立に至るまで
はじめに川野先生の経歴と現在のお仕事について教えてください。
川野先生(以下、敬称略):2010年に大阪薬科大学(現・大阪医科薬科大学)を卒業したんですが、4年制と6年制のはざまの世代で二回留年して、4年制で入ったんですけど勝手に6年いたっていう(笑) それで本来は…