女性ヘルスケアと性教育から始める地域密着の健康サポート! 薬剤師のSRHR活動とは?
「ファーマシストの流儀」第9回は、鈴木怜那先生です。地域に根差した薬局薬剤師として、薬局内外で積極的に行っておられる女性のヘルスケアや子供の性教育に関する情報発信・啓蒙活動について、活動内容やその思いをうかがいました。
鈴木怜那(すずき・れいな)先生
薬剤師/株式会社オージープラン所属
経歴:北陸大学卒業。東京のOGP薬局 荒川店にて薬局薬剤師として勤務の傍ら、女性ヘルスケア及び子供の性教育をテーマに地域に根差した情報発信・啓蒙活動を精力的に行う。薬局が地域の健康ハブになる日を目指して、日々湧き出るアイデアを実践中。
見つけた! 地域に根付く薬剤師のかたち
はじめに鈴木先生の経歴と現在のお仕事について教えてください。
鈴木先生(以下、敬称略):2012年、石川県の北陸大学を卒業しました。6年制の一期生です。
大阪での薬局勤務を経て、現在は同系列のOGP薬局 荒川店(東京)で、門前薬局の薬局薬剤師として保険調剤やOTC医薬品・健康食品の販売を行っております。
また、女性ヘルスケアや性教育といったSRHR(Sexual and Reproductive Health and Rights:セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)に基づく情報発信・啓蒙活動にも力を入れています。
SRHRは、日本語では「性と生殖に関する健康と権利」と訳され、国際連合の持続可能な開発目標(SDGs)のひとつにもなっている理念です。
SRHRでは、次のことが大切だと掲げられています。ジェ…