ファーマシストの流儀

更新日: 2022年1月29日 烏田 千洋

地域の健康を守る“何でも屋” その実態は? ファーマシストの流儀

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池田友和(いけだ・ともかず)先生
薬剤師/あすなろ薬局うたづ店 管理薬剤師
経歴:大学卒業後、病院薬剤師を経て「あすなろ薬局」へ転職。在宅医療をはじめ、社会福祉活動や高齢者向け支援活動など様々な地域活動に積極的に従事。地域の健康を守る“何でも屋”を自認する。香川県出身。

魚を買っては腐らせた患者さんとの出会い

はじめに、池田先生の経歴と現在のお仕事について教えてください。

池田先生(以下、敬称略):県外の大学を卒業した後、地元の香川県に戻って病院に就職しました。そこで病院薬剤師として2年間勤めた後、香川県宇多津町の「あすなろ薬局」に転職しました。

あすなろ薬局では、心療内科や認知症を主に診ているクリニックが近いので、うつ症状や認知症の外来患者さんへの服薬指導をメインに行っています。

また、近隣の在宅医療中心のクリニックからのご依頼で、在宅訪問にも対応しています。現在は、月に10名くらいの方を訪問しています。

このほか、地域包括支援センターの「認知症カフェ」に参加したり、地域の社会福祉協議会に担当の患者さんについて相談させてもらったりと、患者さんのサポートとしてできることを行っています。

薬局外でも患者さんのサポートのための活動をされているのですね。そういった活動を始めたのには、何かきっかけがあったのでしょうか?

池田:ある認知症の方がいらっしゃいました。

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烏田 千洋
からすだ ちひろ

編集 / ライター お茶の水女子大学文教育学部卒。文系脳ながら医療従事者を目指して挫折した過去あり。少しでも医療現場のお役に立てればと、みなさんの声を届けるべく奮闘中。趣味は、園芸・着物。日本のアップデートを応援するWebメディア『japonism』編集長

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