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ファーマシストの流儀

更新日: 2023年6月8日 烏田 千洋

薬剤師介入意義はここにあり!リウマチ登録薬剤師の流儀

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大音師 澄子(おおとし・すみこ)先生
薬剤師/リウマチ登録薬剤師/日本糖尿病療養指導士
経歴:国家公務員共済組合連合会 斗南病院 薬剤部在籍。2018年に現「北海道薬剤師リウマチ薬薬連携研究会(RAMP:ランプ)」の前身を(2021年に名称変更)、2021年「日本リウマチ薬剤師研究会(JRAPP:ジェイラップ)」を設立。リウマチ領域における薬薬連携強化のための活動を精力的に行っている。

「ファーマシストの流儀」第19回は、リウマチ領域の薬薬連携推進に尽力されている大音師 澄子先生です。薬剤師の存在意義への危機感が設立のきっかけにもなったというJRAPPとは? 薬剤師としての矜持に満ちた、大音師先生の流儀をうかがいました。

大学病院でキャリアをスタート

はじめに大音師先生の経歴と現在のお仕事について教えてください。

大音師先生(以下、敬称略):帝京大学卒業後、北海道大学病院を経て、現在は斗南病院に在籍しています。薬剤師キャリアのスタートとして、幅広い業務を経験し、最新の知識を学びたいと考え、大学病院を志望しました。

現在は、斗南病院にて病棟業務と併用して外来指導に当たっています。当院の特徴は全ての自己注射を薬剤師が行っているのが特徴で、リウマチ領域では、初回のMTX・JAK阻害剤、自己注射の指導を行いますが、その後の継続フォローを近隣の調剤薬局と連携し、情報共有しています。

「リウマチ登録薬剤師」取得でスキルアップ

「リウマチ登録薬剤師」としてご活躍ですが、どのような資格ですか? また認定を目指された理由とは?

大音師:リウマチ登録薬剤師は、2014年に日本リウマチ財団が発足した専門資格制度です。

リウマチ専門医や他の医療職と連携・協同し、薬剤師の視点から質の高い薬学的管理指導を実践することを目的としています。現在、全国に500人以上が在籍していて、私は発足年に取得した1期生です。

資格を目指した理由は、リウマチ疾患の患者に関わることが多かったからです。新薬が次々に発売され、治療の選択肢が増えたため、より高い専門性が求められたこと、また薬剤師としてのスキルアップにもつながると感じました。

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烏田 千洋
からすだ ちひろ

編集 / ライター お茶の水女子大学文教育学部卒。文系脳ながら医療従事者を目指して挫折した過去あり。少しでも医療現場のお役に立てればと、みなさんの声を届けるべく奮闘中。趣味は、園芸・着物。日本のアップデートを応援するWebメディア『japonism』編集長

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