【医療DX加算】マイナ保険証の利用率を上げる方法は?どこの地域が進んでいる?
こんにちは。りゅうです!
いよいよ10月1日を迎え、医療DX推進体制整備加算におけるマイナンバー保険証(マイナ保険証)の利用率が、少なくとも5%以上求められるようになりました。皆さんの薬局では、今どのくらいの利用率になっていますか?
さらに、2025年1月からは最低10%の利用率が必要になりますが、達成するためにはまだまだ患者さんへの呼びかけや利用促進が重要になってきますね。
実際、どのようにしてマイナンバー保険証(マイナ保険証)利用率を上げていくべきか、課題を抱えている薬局も少なくないでしょう。地域によっては積極的な取り組みが進んでいるところもありますので、今回はその成功事例を交えながら、利用率向上のヒントをお届けします!
【医療DX加算】2024年9月時点でマイナンバー保険証の普及ナンバー1は、何県ですか?
解説
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引用:令和6年8月30日第181回社会保障審議会医療保険部会 資料1より
令和6年8月30日の社会保障審議会医療保険部会で、興味深い資料が提示されました。上位5都道府県中、3県が北陸三県(石川・富山・福井)であることがわかります。これは偶然ではなく、地域全体での取り組みがあったためです。
このことは、2024年7月3日の中医協総会で池端幸彦先生(中医協・診療側委員)がご発言された内容からヒントを得ることができます。
以下、池端先生の発言の要旨です。
福井県には約680の診療所があり、実績要件を満たす利用率は10.95%でトップです(2024年7月3日当時)。
福井県がトップになった理由は、県が小さいため指示や命令が行いやすいから。療担規則への記載化を見越し、県医師会が全医療機関に声をかけ、端末設置を促進しました。
補助金を早めに取得し、端末設置を進めることができました。重要なのは、医師会や薬剤師会など大きな組織が足並みを揃えて取り組むことです。
それぞれの医療機関で一人ひとりの患者さんへ声がけをすることはもちろん大切ですが、地域で旗振り役となる人がリーダーシップをとることも同じくらい重要です。
医療DX関連の施策は今後も続いていくでしょう。後発医薬品調剤体制加算のように、ハードルがどんどん上がることも考えられます。
だから、今マイナ保険証の利用率が低くても、絶対に諦めるわけにはいきません! 今後、地域の薬剤師会や病院の連携会などで集まる機会があれば、地域全体で取り組める方法をぜひ考えて実践してください!
【医療DX加算】マイナンバー保険証の利用率を上げたいです
「医療DX加算について質問です。マイナンバー保険証(マイナ保険証)の利用率を上げたいのですが、どのように患者さんへ声かけすればいいでしょうか?」
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マイナンバー保険証(マイナ保険証)のメリットを伝えるのはもちろんですが…