ぺんぎん薬剤師とはじめる!薬剤師のための中医協講座

更新日: 2022年3月5日 ぺんぎん薬剤師

調剤料と調製料?〜対物・対人の別建てとは?

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2024年の診療報酬改定に関する記事をまとめた
「診療報酬改定2024まとめ」はこちら>>

薬局が算定する調剤報酬の「対物業務」から「対人業務」へのシフトは、過去数次の調剤報酬改定の流れ。2022年度改定は、それをさらに加速させる内容になる。調剤報酬の基本的点数である「調剤料」を「対物業務」に特化した点数である「薬剤調製料」に変更する一方、「対人業務」を別建てとする。処方内容の薬学的分析、調剤設計などを評価する「調剤管理料」として新設する。

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調剤料がなくなってしまうの?別建てって何?

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調剤料として評価されていたものが薬剤調製料という対物業務の評価と調剤管理料という対人業務の評価に分けて評価されることになるよ。

当連載の第二回「調剤料が薬学管理料に?〜対物業務と対人業務」では調剤料に関する議論についてまとめましたが、その結果が令和4年度診療報酬改定で反映されることになりました。
今回は中医協での議論と併せて、調剤料が薬剤調製料と調剤管理料と変化することが持つ意味についてまとめてみたいと思います。

参考:第二回「調剤料が薬学管理料に?~対物業務と対人業務」

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ぺんぎん薬剤師
ぺんぎんやくざいし

4年制薬学部を卒業後、大学院では特許を取得。その経験を患者さんの身近な場所で活かしたいと考え薬局に就職。薬局では通常の薬局業務に加え、学会発表、研修講師、市民講座など、様々な形で「伝えること」を経験。自分の得た知識を文章にし、伝えていくことの難しさと楽しさを学ぶ。 薬局での仕事が忙しくなる中、後輩に教える時間がなくなり、伝える場としてブログ「薬剤師の脳みそ」の運営を開始。その後はTwitter、Facebook、Instagramなどの各種SNSも開始し、より多くの薬剤師に有意義な情報を提供できるメディアを目指して運営を続けています。

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