調剤料と調製料?〜対物・対人の別建てとは?
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2024年の診療報酬改定に関する記事をまとめた
「診療報酬改定2024まとめ」はこちら>>
薬局が算定する調剤報酬の「対物業務」から「対人業務」へのシフトは、過去数次の調剤報酬改定の流れ。2022年度改定は、それをさらに加速させる内容になる。調剤報酬の基本的点数である「調剤料」を「対物業務」に特化した点数である「薬剤調製料」に変更する一方、「対人業務」を別建てとする。処方内容の薬学的分析、調剤設計などを評価する「調剤管理料」として新設する。
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当連載の第二回「調剤料が薬学管理料に?〜対物業務と対人業務」では調剤料に関する議論についてまとめましたが、その結果が令和4年度診療報酬改定で反映されることになりました。
今回は中医協での議論と併せて、調剤料が薬剤調製料と調剤管理料と変化することが持つ意味についてまとめてみたいと思います。