ぺんぎん薬剤師とはじめる!薬剤師のための中医協講座

更新日: 2022年5月12日

薬価の計算方法ってご存知ですか?

メインの画像1

中医協総会(会長:小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)は4月13日、CAR-T細胞療法として第4弾で、多発性骨髄腫に対する再生医療法等製品の「アベクマ点滴静注」(イデカブタゲン ビクルユーセル)の薬価を患者1人当たり3264万7761円とするほか、新薬8成分11品目の収載を了承した。薬価基準収載は4月20日を予定(資料は厚生労働省のホームページ )。

新薬の薬価収載が決まったんだ。そういえば、薬価ってどうやって決められているの?

じゃあ、今回は薬価の算定方式についてまとめてみよう。

医薬品薬価収載の流れ

まずは新薬が薬価収載される流れについて簡単にまとめてみます。新薬の製造承認が了承され、正式な承認を待つことになった段階で、申請企業(製薬会社)から厚生労働省に「薬価基準収載希望書」が提出されます。それを受けて、厚生労働省内で新薬の薬価について検討が行われ、薬価とその算定方法をまとめた原案が作成されます。その内容は申請企業に通知され、その内容で問題なければ原案が中医協に報告されます。薬価の原案について中医協の中で了承されれば、後日、正式に薬価収載される流れになっています。

薬価収載のタイミング

基本的に新薬の薬価収載は2月、5月、8月、11月のタイミングで年4回行われてきました。ただし、今年のように診療報酬改定がある年は4月、5月、8月、11月に実施されます。また、今後は毎年薬価改定が実施されることに合わせ、中間年改定となる2023年は3月、5月、8月、11月に実施する予定になっています。

ちなみに、抗HIV薬や迅速承認された薬剤は緊急薬価収載が行われるため別枠となっています。報告品目も別枠で薬価収載されます。後発医薬品については6月と12月に実施されます。

新薬の薬価収載は年に4回しかなくてタイミングも決まってるんだね・・・。

知らないと収載される月が決まっているとは思いもよらないかもね。

すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

ぺんぎん薬剤師の画像

ぺんぎん薬剤師
ぺんぎんやくざいし

4年制薬学部を卒業後、大学院では特許を取得。その経験を患者さんの身近な場所で活かしたいと考え薬局に就職。薬局では通常の薬局業務に加え、学会発表、研修講師、市民講座など、様々な形で「伝えること」を経験。自分の得た知識を文章にし、伝えていくことの難しさと楽しさを学ぶ。 薬局での仕事が忙しくなる中、後輩に教える時間がなくなり、伝える場としてブログ「薬剤師の脳みそ」の運営を開始。その後はTwitter、Facebook、Instagramなどの各種SNSも開始し、より多くの薬剤師に有意義な情報を提供できるメディアを目指して運営を続けています。
QRコード 薬キャリLINE

「薬剤師タイプ診断」や「薬剤師国家試験クイズ」薬剤師の最新情報や参考になる情報を配信中!右のQRコードから登録をおねがいします!

キーワード一覧

ぺんぎん薬剤師とはじめる!薬剤師のための中医協講座

この記事の関連記事

アクセス数ランキング

新着一覧

21万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。ご利用は全て【無料】です。

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

調剤報酬改定 薬物療法・作用機序 薬価改定 てんかん 服薬指導 後発医薬品促進 業界動向 漢方 新薬 薬剤師会