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ぺんぎん薬剤師とはじめる!薬剤師のための中医協講座

更新日: 2023年9月30日 ぺんぎん薬剤師

調剤医療費に関する資料に注目〜調剤(その1) 令和6年度調剤報酬改定

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「診療報酬改定2024まとめ」の画像

参考記事薬局の対人業務、敷地内薬局、薬剤師偏在など課題多々医療機関が希望する情報と薬局提供の情報にギャップも

7月26日に開催された中医協総会(第550回)の中で令和6年度診療報酬改定に向けた調剤報酬に関する議論、調剤(その1)が行われました。

調剤(その1)の資料の中ではR6年度調剤報酬改定の課題と論点が示されています。

今回は調剤医療費のテーマでR6年度調剤報酬改定に向けての課題について、少し掘り下げて考えてみたいと思います。

1、調剤医療費とその内訳

・ 調剤医療費のうち、技術料は約2.0兆円であり、令和4年度に調剤報酬の評価体系の見直しを行い、調剤料の一部が薬学管理料に再編されたため、これまでの直接の比較はできないが、見直し後は薬学管理料の割合が約5割となっている。

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技術料だけで2兆円もあるの!?

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ちなみに医療費全体がいくらか知っている?

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・・・・・・。

R3年度の医療費の内訳を見てみると、医療費全体は44.2兆円で、調剤(薬剤料)が5.7兆円、調剤(技術料)が2.0兆円、調剤全体では7.7兆円となっています。

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調剤(技術料)は少しずつ増加し続けているように見えますが、医療費全体に対する割合でみると、H26年度くらいからから横ばいで4.5%前後を維持する形になっています。調剤(薬剤料)についても、H27をピークに、その後は横ばいに推移していることがわかると思います。R6年度診療報酬改定では薬価改定を含めた薬価制度が重要なテーマの一つになっています。その内容についてはまた別の機会で触れたいと思いますが、良いか悪いかは別として、制度による薬剤費抑制効果は発揮できていることがわかります。

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ぺんぎん薬剤師
ぺんぎんやくざいし

4年制薬学部を卒業後、大学院では特許を取得。その経験を患者さんの身近な場所で活かしたいと考え薬局に就職。薬局では通常の薬局業務に加え、学会発表、研修講師、市民講座など、様々な形で「伝えること」を経験。自分の得た知識を文章にし、伝えていくことの難しさと楽しさを学ぶ。 薬局での仕事が忙しくなる中、後輩に教える時間がなくなり、伝える場としてブログ「薬剤師の脳みそ」の運営を開始。その後はTwitter、Facebook、Instagramなどの各種SNSも開始し、より多くの薬剤師に有意義な情報を提供できるメディアを目指して運営を続けています。

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