かかりつけ薬剤師と重複・多剤投与解消等の評価〜調剤(その1) 令和6年度調剤報酬改定
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2024年の診療報酬改定に関する記事をまとめた
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参考記事:薬局の対人業務、敷地内薬局、薬剤師偏在など課題多々医療機関が希望する情報と薬局提供の情報にギャップも
何回かに分けてR6年度調剤報酬改定の課題と論点について示されている調剤(その1)について解説していますが、今回は、かかりつけ薬剤師の評価に関する部分と、重複投薬・多剤投与、残薬解消等に関する評価に関する部分について考えてみたいと思います。
1.かかりつけ薬剤師
- かかりつけ薬剤師指導料等の届出割合は増加傾向であり、患者年齢別にみると、10歳未満と75歳以上で算定回数が多くなっている。かかりつけ薬剤師のいる患者は34%であり、薬の継続的な把握や丁寧な説明、薬の飲み合わせなどのチェック等がよかったとの意見であった。
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