ぺんぎん薬剤師とはじめる!薬剤師のための中医協講座

更新日: 2023年12月5日 ぺんぎん薬剤師

かかりつけ薬剤師と重複・多剤投与解消等の評価〜調剤(その1) 令和6年度調剤報酬改定

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2024年の診療報酬改定に関する記事をまとめた
「診療報酬改定2024まとめ」はこちら>>

参考記事:薬局の対人業務、敷地内薬局、薬剤師偏在など課題多々医療機関が希望する情報と薬局提供の情報にギャップも

何回かに分けてR6年度調剤報酬改定の課題と論点について示されている調剤(その1)について解説していますが、今回は、かかりつけ薬剤師の評価に関する部分と、重複投薬・多剤投与、残薬解消等に関する評価に関する部分について考えてみたいと思います。

1.かかりつけ薬剤師

  • かかりつけ薬剤師指導料等の届出割合は増加傾向であり、患者年齢別にみると、10歳未満と75歳以上で算定回数が多くなっている。かかりつけ薬剤師のいる患者は34%であり、薬の継続的な把握や丁寧な説明、薬の飲み合わせなどのチェック等がよかったとの意見であった。
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かかりつけ薬剤師のいる患者は34%…。かかりつけ薬剤師指導料やかかりつけ薬剤師包括指導料の算定割合が3割ってこと!?そんなに多いの?

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いや、この34%という数値は調剤報酬請求ではなく、患者調査での回答を元にしたものなので、算定上の「かかりつけ薬剤師」かどうかは曖昧なんだよ。

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ぺんぎん薬剤師
ぺんぎんやくざいし

4年制薬学部を卒業後、大学院では特許を取得。その経験を患者さんの身近な場所で活かしたいと考え薬局に就職。薬局では通常の薬局業務に加え、学会発表、研修講師、市民講座など、様々な形で「伝えること」を経験。自分の得た知識を文章にし、伝えていくことの難しさと楽しさを学ぶ。 薬局での仕事が忙しくなる中、後輩に教える時間がなくなり、伝える場としてブログ「薬剤師の脳みそ」の運営を開始。その後はTwitter、Facebook、Instagramなどの各種SNSも開始し、より多くの薬剤師に有意義な情報を提供できるメディアを目指して運営を続けています。

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