【診療報酬改定2024】令和6年度の診療報酬・薬価改定の改定率決定
参考記事:診療報酬本体プラス0.88%を正式決定、厚労・財務相折衝武見氏「医師会との関係気にせずやった」
2024年度診療報酬改定で、本体部分をプラス0.88%(2024年度国費800億円程度)、薬価をマイナス0.97%(同1200億円程度)、材料価格をマイナス0.02%(同20億円程度)で薬価・材料価格を合わせてマイナス1.0%(四捨五入の関係で合計は合わない)とすることが12月20日、武見敬三厚生労働相と鈴木俊一財務相の折衝で正式に決まった。本体部分の引き上げは9回連続で、過去10年では最も高い水準。
令和6年度(2024年度)診療報酬改定の改定率が決定しました。
1.令和6年度診療報酬等改定の改定率
令和5年12月20日に開催された中医協で、改定率等に関する資料が公開されました。
●診療報酬本体:+0.88%
※1 ※2〜4を除く改定分:+0.46%
・医科:+0.52%
・歯科:+0.57%
・調剤:+0.16%
40歳未満の勤務医師・勤務歯科医師・薬局の勤務薬剤師、事務職員、歯科技工所等で従事する者の賃上げに関する措置分(+0.28%程度)を含む
※2 うち、看護職員、病院薬剤師その他の医療関係職種(上記※1を除く)につ いて、令和6年度にベア+2.5%、令和7年度にベア+2.0%を実施していくための特例的な対応:+0.61%
※3 うち、入院時の食費基準額の引き上げ(1食当たり30円)の対応(うち、患者負担については、原則、1食当たり30円、低所得者については、所得区分等に応じて10~20円):+0.06%
※4 うち、生活習慣病を中心とした管理料、処方箋料等の再編等の効率化・適正化:−0.25%
●薬価等改定:−1.00%
①薬価:−0.97%
②材料価格:−0.02%
●診療報酬本体:+0.88%
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※1 ※2〜4を除く改定分:+0.46%
- 医科:+0.52%
- 歯科:+0.57%
- 調剤:+0.16%
- ※2 うち、看護職員、病院薬剤師その他の医療関係職種(上記※1を除く)について、令和6年度にベア+2.5%、令和7年度にベア+2.0%を実施していくための特例的な対応:+0.61%
- ※3 うち、入院時の食費基準額の引き上げ(1食当たり30円)の対応(うち、患者負担については、原則、1食当たり30円、低所得者については、所得区分等に応じて10~20円):+0.06%
- ※4 うち、生活習慣病を中心とした管理料、処方箋料等の再編等の効率化・適正化:−0.25%
●薬価等改定:−1.00%
①薬価:−0.97%
②材料価格:−0.02%
令和6年度診療報酬・薬価改定は、医療費の伸び、物価・賃金の動向、医療機関等の収支や経営状況、保険料などの国民負担、保険財政や国の財政に係る状況を踏まえた上で決められたようです。
参考記事(診療報酬本体プラス0.88%を正式決定、厚労・財務相折衝武見氏「医師会との関係気にせずやった」)では、過去の改定率との比較が行われています。