薬剤師へ質問!試験対策はいつから?勉強法は?
m3.comの薬学生会員から寄せられた現役薬剤師への質問について、薬剤師会員から寄せられたリアルな回答をご紹介します。
今回は薬学生からの質問が特に多かった「薬剤師国家試験対策」に関する質問です。
「試験対策をはじめた時期は?」という質問に対し、現役薬剤師からもっとも多かった意見は「国家試験の1年前」でした。なかには「2ヵ月」という回答もあり、卒論などで忙しい薬学生の様子をうかがい知る結果となりました。
さらに、薬学生が知りたい「国家試験の勉強法」についてもアンケート調査をしましたので、併せてご紹介いたします。
最も多かったのは1年前から
- 国試の1年前から(20代男性 病院勤務)
- 1年前からはじめました。(20代男性 病院勤務)
- 1年前からです(30代女性 病院勤務)
- 6年生から(20代女性 病院勤務)
- 対策らしい対策をしたのは6年生からです (20代女性 調剤薬局)
- 4年制だったので、4年生になってから(40代男性 病院勤務)
- 1年前の春からぼちぼちはじめ、夏休みから本気を出した(30代男性 病院勤務)
だいたい半年前から
- 国試の半年前くらいから始めました(20代男性 病院勤務)
- 夏休みくらいから本格的に(20代男性 病院勤務)
- 秋頃(40代男性 病院勤務)
卒論が終わってから本格的に
- 卒論が終わり、卒試に合格してから(50代女性 調剤薬局)
- 卒論提出後(50代女性 調剤薬局)
2~3か月前という猛者も
- 12月くらいから本格的に(40代女性 調剤薬局)
- 試験の3か月前からはじめた(50代男性 調剤薬局)
- 2か月前(30代男性 調剤薬局)
- 4年の12月頃(私の場合はまだ4年制でした)(30代女性 病院勤務)
- 自分は人よりかなり遅くて、12月に入ってからでした。でも、それから卒業試験や国試までは、睡眠時間が4時間で残りの時間を(飲食以外)全て勉強の時間にあてました。早くから取り組んだ方が良いと思います。(50代男性 病院勤務)
早くから取り組んだ方は
- 5年生の冬から。(30代女性 病院勤務)
最も多かったのは、過去問
- 過去問中心にその解説が載っている本。(50代男性 調剤薬局)
- 過去問をひたすら解く。(50代女性 調剤薬局)
- 過去問・卒試問題を中心に、覚えるべき内容はゴロでもなんでもいいので覚える。
わからない問題が出てきたら教科書などで知識をひろげながら覚えました。(30代女性 病院勤務) - 青本、過去問は当たり前。(30代男性 病院勤務)
- やっぱり、過去問はしっかりと押さえておいた方が良いです。(50代男性病院勤務)
- 大学で推奨される分厚い参考書(青本/虹本/オレンジブックなど)をメインで、苦手な科目は問題演習ができる参考書をサブで使っていました(ほとんど使ってなかったけど)。 まず、一問一答形式の演習で理解出来てないところを復習し、問題演習をして不正解のところを中心に復習…といった形で勉強していました。(20代女性 調剤薬局)
同じ参考書を繰り返し
- 自分は青本だけ使い、何度も読みました。勉強する内容が多いため覚えるというよりは納得して理解しないとすぐ忘れてしまうと思います。(20代男性 病院勤務)
- 標準的な参考書を最初から最後まで3周やる。1周目はとにかくチンプンカンプンだが進める。(30代男性 調剤薬局)
- 同じ本で繰り返し勉強。(40代男性 病院勤務)
- これ!と決めた方法、参考書をなるべく1つに絞って活用する。(20代男性 病院勤務)
その他の勉強法、参考書の選び方
- しっかりとやりとげる。(50代男性 調剤薬局)
- 予備校に通う。(40代男性 病院勤務)
- 図が入っており、視覚的に分かりやすい教材を選んだ。(30代女性 病院勤務)
- ひたすら問題を解きました。特に衛生、薬理、病態薬治。(20代男性 病院勤務)
- 過去問を中心に最近の話題なども。(40代男性 病院勤務)
- 先輩からおしえてもらう。(40代男性 病院勤務)
- 国家試験の勉強というよりも日々しっかりと学ぶ。(50代女性 調剤薬局)
試験対策は1年前からはじめ、過去問を中心に解いていくという回答が最も多く集まりました。国試は覚える範囲がとても広いため、繰り返し解いたり、納得して理解したりすることが大事ですね。
大学受験、国家試験に関する最新調査結果は以下からご覧ください。
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