化学が苦手です!どのように克服しましたか?
薬学生からのさまざまな質問に対して、現役薬剤師のリアルな回答が寄せられました。薬学生からの質問、薬剤師からの回答は随時募集中ですので、ぜひご参加ください。
今回も薬学生からの質問が特に多かった「薬剤師国家試験」に関する質問です。「苦手科目の克服法は?」という質問に対し、化学は得意な先輩・苦手だった先輩それぞれから、たくさんの意見が寄せられました。国家試験をクリアした現役薬剤師の、苦手科目の克服法をご紹介します。
薬学生から現役薬剤師へ質問です。
化合物の反応が重要
- 自分はどちらかと言えば化学は得意な方でした。化学に関しては、最低限の反応を覚えたらそれぞれの化合物が、どの部分でどのように反応するかを考えてみることで、そのうちなんとなく分かるようになると思います。(20代男性 病院勤務)
- 基本的な法則や反応を応用して問題を解いていく方式が多いと感じます。わからないところがあったら、基本に立ち返って少しずつ理解していくのがいいかもしれません。どうしても理解出来ない時は、予備校講師に質問していました。教えるプロなのでわかりやすく説明してくれます…!(20代女性 調剤薬局勤務)
過去問題集をやる
- 過去問を解く(40代男性 病院勤務)
- 苦手分野でも、足切りを回避できる程度には強化する必要がある。過去問の話題をベースにしっかり取り組む。 (30代男性 病院勤務)
- 青本をひたすらやる。
できなかったところに印をつけ解けるようになるまでやる。(30代男性 病院勤務) - 過去問題で出題されている周辺を意識しました。過去の定期試験で出題された復習をする(60代男性 その他)
図に描く
- 図に書いて、いつでも見返せるノートを作りました。(20代男性 病院勤務)
- お絵描きして楽しく覚えました(20代女性 病院勤務)
とにかく覚える 数をこなす 基礎を固める!
- しっかりと予習する(50代男性 調剤薬局勤務)
- 特に秘訣はないが、覚えるのみ!(40代男性 病院勤務)
- ひたすら問題をとく(30代女性 病院勤務)
- 基本的なことを確認し、わからない部分は聞いて納得をすること(40代男性 病院勤務)
- どこからわからないのか、わからないところまで(教科書の最初のページまで)もどって考える。それでも理解できなければ、丸覚えしてしまうほど何度も問題や化学式などを見て、パターンを発見する。(30代女性 病院勤務)
- 参考書を頭から読まない。分かるところから広げていく(40代男性 病院勤務)
- 苦手だからできないのではなく、やっていないからできないのです。
化学の何をやっていないのか具体的に解像度を高めていくと、問題点が見えてきます。裏技や抜け道はありません。一つずつ取り組んで解決していくのが結局近道です。 (30代男性 調剤薬局勤務)
「得意分野で稼ぐ」割り切りも重要
- 自分も有機化学が苦手でした。苦手な分野はかなりの時間と労力を費やします。自分は得意分野で点数を稼ぎ、苦手分野では足切りにならない程度で調整しました。(50代男性 病院勤務)
先輩たちの克服法は参考になりましたか。過去問に集中したり、絵を描いたりとさまざまなアプローチがありました。なかには、苦手科目は苦手と割り切って、その分得意科目を伸ばすという意見も。
先輩薬剤師の意見を見ると、苦手科目の克服法は十人十色。完璧な正解はないようです。
先輩や同級生の意見も参考にさまざまな勉強法を試して、自分に合った方法を見つけましょう。
回答にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
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