ニキビ治療に塗り薬なし 処方医の意図は?
同じ処方内容でも医師によってさまざまな意図があります。処方医はなぜそう書いたのか?薬剤師の疑問とともに、どのような症例が考えられるのかを医師へうかがいました。
この処方箋の意味はなんだろう?そんな薬剤師の疑問に答える、シリーズ「処方箋の裏側」。毎回、一つの症例をもとに、薬剤師の疑問に対して数名の医師が処方医の意図を読み解きます。
皮膚科の患者の症例
「この処方意図は?」薬剤師なら誰もが経験する場面ではないでしょうか。一つの処方箋から医師の意図を読み解く、シリーズ「処方箋の裏側」。第1回は、皮膚科の処方科目です。同じ処方内容でも、患者さんの症状とそれに対する医師の処方はさまざま。処方箋の裏側に隠れる医師の処方意図をさっそく見てみましょう。
年代・症状 | 10代男性・ニキビ |
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処方 | イトラコナゾール250㎎とミノマイシン100㎎の朝夕28日処方 ※塗り薬なし |
皮膚科の医師の見解
男性42才皮膚科
女性52才皮膚科
男性37才皮膚科
女性56才皮膚科
男性54才皮膚科
男性44才皮膚科
まとめ
今回の皮膚科の処方内容からは、マラセチア毛包炎の疑いを示した医師がほとんどでした。薬物治療を施すうえで、医師の記した処方の意図を読み解くヒントにしてください。