注目!『連携介護施設への往診評価、「緊急の往診」一部加算引き下げ』など。診療報酬改定の最新ニュース【2024年2月19日週まとめ】
2024年度診療報酬改定に関するトピックを紹介します。改定の重点課題は? 改定で実務にどんな影響がある?など、薬剤師が知っておくべき情報を素早くキャッチ。最新ニュースをチェックして、2024年6月実施の診療報酬改定に備えましょう。
- 連携介護施設への往診評価、「緊急の往診」一部加算引き下げ
- 高齢者の入院「地域包括医療病棟入院料」3050点で新設で
- 医師らの賃上げ、基本診療料とベア評価料で
- 敷地内薬局、薬局と医療機関双方へのペナルティー強化
- オンライン診療、生活習慣病管理料(II)でも可能
- 医師の労働時間要件を新設、2024年度は「年1785時間以下」
- 「医療DX推進体制整備加算」、マイナ保険証の実績必要
- 処方箋料68点から60点に、後発品推進も供給不安には配慮
- 「中小の民間病院には厳しめの改定」、太田・医法協副会長
- 「賃上げ分はスタッフに届ける責務」、松本日医会長
- 「初再診料・入院料での賃上げ対応、忸怩たる思い」健保連
- 新設の「生活習慣病管理料(II)」、「333点」に設定の訳
- 支払側「賃上げ検証を」、診療報酬改定答申で
- 【速報!】初診料3点、再診料2点アップ、2024年度改定答申
連携介護施設への往診評価、「緊急の往診」一部加算引き下げ
2024年2月17日 (土)
2024年度診療報酬改定では、在宅関連の点数も見直す。平時から連携している介護保険施設等の入所者に往診を行った場合の「介護保険施設等連携往診加算」や、ICTを活用した情報連携で算定できる「在宅医療...
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高齢者の入院「地域包括医療病棟入院料」3050点で新設
2024年2月16日 (金)
2024年度診療報酬改定では主に高齢者の入院医療を包括的に担う「地域包括医療病棟入院料」が3050点で新設された。看護配置は10対1。高齢の入院患者に医療資源投入量の少ない傾向にある疾患が多く、急...
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医師らの賃上げ、基本診療料とベア評価料で
2024年2月16日 (金)
2024年度診療報酬改定で焦点となっていた賃上げは、初再診料や入院基本料などの基本診療料と、入院、外来・在宅の「ベースアップ評価料」の二本立てで行う仕組みとなった。初再診料、入院基本料は40歳未満...
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敷地内薬局、薬局と医療機関双方へのペナルティー強化
2024年2月16日 (金)
医療機関の敷地内に薬局を構える「敷地内薬局」には、医薬分業の趣旨に反するとして2024年度診療報酬改定でも、2022年度改定に続き、厳しい目が向けられた。薬局の基本的な点数にあたる「特別調剤基本料...
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オンライン診療、生活習慣病管理料(II)でも可能
2024年2月16日 (金)
2024年度診療報酬改定では、生活習慣病管理料(II)の算定時や通院・在宅精神療法で認めるなど、オンライン診療の対象範囲が広がるが、初診については対面診療との点数差は今回も維持された(資料は、厚生...
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医師の労働時間要件を新設、2024年度は「年1785時間以下」
2024年2月16日 (金)
2024年度から医師の時間外労働の上限規制が始まるのを控え、2024年度診療報酬改定では、医師の働き方改革も重点課題で、タスク・シェアリング/タスク・シフティング、チーム医療の推進など様々な観点か...
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「医療DX推進体制整備加算」、マイナ保険証の実績必要
2024年2月15日 (木)
政府が医療DXの推進を掲げる中、2024年度診療報酬改定では初診時の「医療DX推進体制整備加算」(月1回に限り8点)が新設されるほか、オンライン資格確認の体制整備などを評価した現行の「医療情報・シ...
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処方箋料68点から60点に、後発品推進も供給不安には配慮
2024年2月15日 (木)
2024年度診療報酬改定の改定率は2023年12月の厚労、財務両大臣の折衝で決定、本体改定率は0.88%の引き上げだった一方、「生活習慣病を中心とした管理料、処方箋料等の再編等の効率化・適正化」と...
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「中小の民間病院には厳しめの改定」、太田・医法協副会長
2024年2月14日 (水)
日本医療法人協会副会長で中医協委員を務める太田圭洋氏は2月14日、2024年度診療報酬改定の答申を受けた日本医師会・四病院団体協議会の合同記者会見で、「急性期機能の高い医療機関にはかなり手厚く財源...
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「賃上げ分はスタッフに届ける責務」、松本日医会長
2024年2月14日 (水)
日本医師会会長の松本吉郎氏は2月14日、2024年度診療報酬改定が答申されたのを受けて会見し、今改定の重点課題である医療従事者の賃上げ対応について、各医療機関で検証していくことになると見通した上で...
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「初再診料・入院料での賃上げ対応、忸怩たる思い」健保連
2024年2月14日 (水)
2024年度診療報酬改定の答申を受けて2月14日、中医協の支払側委員が合同で記者会見し、健康保険組合連合会理事の松本真人氏の代理で出席した政策部長の三宅泰介氏は「物価高騰の対策や賃上げには政府方針....
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新設の「生活習慣病管理料(II)」、「333点」に設定の訳
2024年2月14日 (水)
2024年度診療報酬改定で、生活習慣病の患者を多く診る診療所関係者で注目されているのは、「特定疾患療養管理料」から脂質異常症、高血圧、糖尿病の3疾患を除外する点だ。その「受け皿」として新設される「...
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支払側「賃上げ検証を」、診療報酬改定答申で
2024年2月14日 (水)
2月14日の中医協総会(会長:小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)で、診療報酬改定の答申に関して支払側と診療側がそれぞれコメントした。支払側は全国健康保険協会理事の鳥潟美夏子氏が代表し、初再診料や入...
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【速報!】初診料3点、再診料2点アップ、2024年度改定答申
2024年2月14日 (水)
中医協総会(会長:小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)は2月14日、2024年度診療報酬改定を答申した。重点課題となった賃上げ対応の一環として、初診料は3点増の291点、再診料は2点増の75点、特定...
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