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薬剤師の気になるトピックをお届け!今月の特集

更新日: 2021年7月1日 大正谷 成晴

東京での希釈研修会を開催 薬剤師のポテンシャルを高めたい

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新型コロナウイルスのワクチン接種が全国規模で展開するなか、各会場で薬液の希釈や充填、接種後の状況観察、医薬品の管理を担当するなど、薬剤師の活躍に注目が集まっています。これに伴い、担当する薬剤師がスムーズに業務に携われるよう希釈研修会を開催したのが、薬事・医療政策研究所代表で薬剤師の池下暁人さんです。ここでは開催の経緯や手応え、感染症拡大に対して薬剤師ができることについてお聞きしました。

井上能博教授の画像

池下暁人さん

コロナ禍では正しい情報を提供する架け橋として存在感を発揮

最初に、池下さんご自身についてお聞かせください。

池下 私は2003年に薬剤師免許を取得後、個人店薬局やドラッグストア、国立病院機構を経て、2017年からI&H株式会社(阪神調剤グループ)に入社しました。それと同時に日本保険薬局協会(NPhA)の医療制度検討委員会を担当し、昨年6月には薬事・医療政策研究所を立ち上げ、代表に就任しました。現在は、薬局や薬剤師の活躍の場を広げるべく研究・調査事業を実施し、行政・立法機関への活動を展開しています。

新型コロナウイルスの感染拡大から1年半が経ちました。この間、現場で薬剤師はどういった役割を担ってきたのでしょうか。

池下 医療制度検討委員会の調査では、調剤薬局では日常の感染対策や消毒液についてのアドバイス、医療機関に行く際の注意点など、患者さんからの相談業務が増えたという結果が出ました。また、コロナ禍では「電話等による服薬指導」に関する時限的な対応、いわ…

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大正谷 成晴
おしょうだに・しげはる

1973年生まれ。フリーランスの編集・ライター。
2001年よりビジネス誌で取材・執筆を始め、現在は医療・介護、資産運用・投資全般、マネー関連が主なジャンル。著書に『決定版 1万円からはじめるFX超入門』(かんき出版)
など。

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