卸への代替薬確認で日常業務にも支障◆Vol.2
後発医薬品メーカーの自主回収が相次ぎ、後発医薬品への信頼性がゆらぎつつあります。事態は現場にも大きな影響を及ぼしており、多くの薬剤師が代替薬の調達や患者対応に追われています。m3.com編集部は後発医薬品の自主回収に伴う現場への影響について、アンケート調査を実施、m3.com薬剤師会員385人から回答を得ました。
Q. 2020年2月当初および現在(2021年7月)の代替薬の調達状況を教えてください。
回答者数 385人 実施期間 2021年7月2日~7月9日
後発医薬品の自主回収に伴う、代替薬の調達についてうかがったところ、「当初も現在も調達に苦労している」が51.2%と圧倒的な割合を占めました。「当初も現在も円滑に調達できている」という回答はわずか3.9%に過ぎず、大部分の薬局が後発品医薬品の自主回収による影響を受けていることがわかります。
なお、今回のアンケートで特に調達しにくい医薬品をうかがったところ、最も回答が多かったのは「オロパタジン塩酸塩」、次いで「プランルカスト水和物」でした。