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更新日: 2022年2月10日

患者対応に役立つ、今押さえておきたい新型コロナウイルスに関するTIPs2

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2022年が始まり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との闘いもとうとう3年目に突入しましたが、2021年終盤からは「オミクロン株」の登場によって、またその戦況は大きく変わりつつあります。そこで今回は、この第6波を乗り越える際の患者対応に役立ちそうな情報を紹介します。

前回はオミクロン株の特徴について

「オミクロン株」には、ワクチンは有効なのですか?
2回接種でも重症化はそれなりに、3回接種(ブースター接種)をすれば改めて感染や重症化を大きく防ぐことができそうです

(参考になるデータ)

「オミクロン株(Omicron VOC-21NOV-01(B.1.1.529))」に対するワクチンの有効性も、まだ豊富なデータがあるわけではありませんが、前回同様に2021年末にイギリス保健安全保障庁(UK Health Security Agency)が公開したデータは、全体的な方向性を確認する上で役立ちます。

まず「オミクロン株」に対するワクチンの「発症予防の効果」については、ファイザー社製やモデルナ社製のmRNAワクチンを2回接種した直後は65~70%近い効果が発揮されていますが、20週以降になると10~15%程度と大幅に弱まっています(☞p.11:Figure 2(B)を参照)。このことから、今後日本では2回接種から半年ほどが経過した人が増えてくることを踏まえると、“このままでは発症予防の効果はあまり期待できない”と考えるのが妥当です。

一方で、「入院(重症化)予防の効果」については、2回接種から25週が経過しても51%ほどの効果が維持されている(☞p.12:Table 5を参照)ため、“重症化はそれなりに防いでくれる”と言えそうです。

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児島 悠史
こじま ゆうし

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CL6。
2011年に京都薬科大学大学院を修了後、薬局薬剤師として活動。
「誤解や偏見から生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、ブログ「お薬Q&A~Fizz Drug Information」やTwitter「@Fizz_DI」を使って科学的根拠に基づいた医療情報の発信・共有を行うほか、大学や薬剤師会の研修会の講演、メディア出演・監修、雑誌の連載などにも携わる。
主な著書「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100(羊土社)」、「OTC医薬品の比較の比較と使い分け(羊土社)」。
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