薬局に入ってすぐに調剤室を覗き込む患者さんに何を想定する?
薬局の薬剤師は、処方箋に書かれてある薬や保険情報だけではなく、処方箋を持ってきた患者さんの様子や、その時の天気や時刻、曜日、誰と一緒に来たか、どんな方法で来局されたか、どんな服装を着ているか…など、様々な視点からより良い医療を提供する方法を探ります。経験を積むとある程度のポイントもわかってきますが、経験が浅い間は、こうした言語化されていない情報の汲み取りは難しいと感じる場合が多いでしょう。そこで今回は、新人や若い薬剤師があなたの薬局に配属された場合に伝えられる、“患者さんの役に立つ一歩踏み込んだ視点”をご紹介します。
薬局に入ると、すぐに薬局内を確認したり調剤室を覗き込む患者さん
午前の患者さんが途切れ、交代でスタッフが休憩を取り始める頃、一人の患者さんが入ってきた。薬局の自動ドアを開けて中に入ると、すぐに薬局の中や調剤室を覗き込んで何かを伺っています。
薬剤師のあなたはどのような想定をして、どのような対応を検討しますか?
①:かかりつけの薬剤師を探している?
②:男性/女性薬剤師を探している?
③:混雑度合いを確認している?
④:薬局や薬剤師の雰囲気を確認している?