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薬剤師の気になるトピックをお届け!今月の特集

更新日: 2022年4月14日 小原 一将

在庫のない薬の処方箋が土曜日午後に持ち込まれた場合にどのような想定をする?

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薬局の薬剤師は、処方箋に書かれてある薬や保険情報だけではなく、処方箋を持ってきた患者さんの様子や、その時の天気や時刻、曜日、誰と一緒に来たか、どんな方法で来局されたか、どんな服装を着ているか…など、様々な視点からより良い医療を提供する方法を探ります。経験を積むとある程度のポイントもわかってきますが、経験が浅い間は、こうした言語化されていない情報の汲み取りは難しいと感じる場合が多いでしょう。そこで今回は、新人や若い薬剤師があなたの薬局に配属された場合に伝えられる、“患者さんの役に立つ一歩踏み込んだ視点”をご紹介します。

在庫のない痛み止めの処方箋が土曜日午後に持ち込まれた

土曜日の昼ごろ、13時の閉局に向けて、調剤室の片付けや医薬品の発注を行っていると、男性の患者さんが普段見慣れないクリニックの処方箋を持って来た。この薬局には在庫のない痛み止めが処方されている。

そこで薬剤師のあなたはどのような想定をして、どのような対応を検討しますか?

①:営業している薬局を探して小分けを依頼、患者さんを紹介する
②:手持ちの残薬や代替薬を確認する
③:代替可能な市販医薬品を提案する
④:代替可能と考える別の処方箋医薬品への変更を疑義照会する

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小原 一将
こはら かずまさ

薬剤師/株式会社sing代表取締役
2009年京都薬科大学を卒業後、様々な保険薬局で勤務。薬剤師の価値をもっと社会に届けたいと考え、2019年12月に株式会社singを設立。「頼れる薬剤師が身近にある社会をつくる」をビジョンとして、薬剤師の教育や新しい働き方の支援を行っている。
Apple製品好きであり、薬剤師の業務や医療の発展に活用できないか日々考えている。

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