薬剤師の気になるトピックをお届け!今月の特集

更新日: 2022年8月6日 児島 悠史

服薬指導のプライバシー、どこまで気を付けている?.2

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プライバシーに配慮した設備も、少しずつ充実してきている

前回の記事では、「薬や病気の名前を大きな声で読み上げない」「服薬指導の声が漏れ聞こえないように注意して話をする」といった、薬剤師が個人レベルでできることを中心に紹介してきました。しかし、こうした配慮は大切な反面、7割以上の薬剤師が「声のトーンを落とすと服薬指導が聞こえなくなる患者さんが居る」といった弊害も感じていることから、プライバシーへの配慮は個人レベルで注意できることだけでなく、設備面での対策も必要です。
今回のアンケートでは、こうした設備面の配慮についても調査しましたが、そこでは以下のような結果が得られました(表4)。

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児島 悠史
こじま ゆうし

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CL6。
2011年に京都薬科大学大学院を修了後、薬局薬剤師として活動。
「誤解や偏見から生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、ブログ「お薬Q&A~Fizz Drug Information」やTwitter「@Fizz_DI」を使って科学的根拠に基づいた医療情報の発信・共有を行うほか、大学や薬剤師会の研修会の講演、メディア出演・監修、雑誌の連載などにも携わる。
主な著書「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100(羊土社)」、「OTC医薬品の比較の比較と使い分け(羊土社)」。

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