服薬指導のプライバシー、どこまで気を付けている?.2
プライバシーに配慮した設備も、少しずつ充実してきている
前回の記事では、「薬や病気の名前を大きな声で読み上げない」「服薬指導の声が漏れ聞こえないように注意して話をする」といった、薬剤師が個人レベルでできることを中心に紹介してきました。しかし、こうした配慮は大切な反面、7割以上の薬剤師が「声のトーンを落とすと服薬指導が聞こえなくなる患者さんが居る」といった弊害も感じていることから、プライバシーへの配慮は個人レベルで注意できることだけでなく、設備面での対策も必要です。
今回のアンケートでは、こうした設備面の配慮についても調査しましたが、そこでは以下のような結果が得られました(表4)。