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薬剤師の気になるトピックをお届け!今月の特集

更新日: 2022年9月7日 さやぴー

ちょっと注意が必要な薬の調剤・服薬指導③~『ヤーズ配合錠』の処方が来たら

ちょっと注意が必要な薬の調剤・服薬指導3~『ヤーズ配合錠』の処方が来たらメインの画像1

『ヤーズ︎配合錠』の処方が来たら…?

『ヤーズ︎配合錠』は女性ホルモン製剤で、卵胞ホルモンの「エチニルエストラジオール」と黄体ホルモンの「ドロスピレノン」を配合した月経困難症の治療薬です。LEP(Low dose Estrogen Progestin:低用量エストロゲン・プロゲスチン配合錠)と呼ばれる婦人科系の治療薬で、「エチニルエストラジオール」を20μg配合する”超低用量ピル”とも言われています。この薬で特に注意したいのは、同じ成分の『ヤーズ︎フレックス配合錠』という、別の薬がある、という点です。

ちょっと注意が必要な薬の調剤・服薬指導3~『ヤーズ配合錠』の処方が来たらの画像1

『ヤーズ配合錠』は、実薬が24錠+プラセボ錠が4錠で1シートになっているものです。28日を1周期として、24日間は実薬を服用し、最後の4日間はプラセボ錠を服用することになります。プラセボ錠を用いる最後の4日間はいわば”休薬期間”で、ここでまとめて消退出血を起こすことになります。適応は月経困難症のみです。

『ヤーズフレックス配合錠』は28錠全てが実薬であり、最長で120日間連続で服用することが出来る製剤です。『ヤーズフレックス配合錠』も28日周期で服用することがありますが、その場合は24日間服用したあと4日間休薬、その後また続きのシートの途中から服用する、という飲み方になるので、混乱しないように確認が必要です。適応は子宮内膜症に伴う疼痛・月経困難症・生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整です。

ちょっと注意が必要な薬の調剤・服薬指導3~『ヤーズ配合錠』の処方が来たらの画像2

『ヤーズ配合錠』の最後のプラセボが4錠なのは何故?

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夜な夜なツイキャスでいろんな人たちを巻き込みながらスキルアップ研究会、座談会、討論会、NEWSなどを配信している「さっとん(本田朋子、@pmsattttton)」、「やす(笠原靖幸、@yasukun6791)」、「ぴー(中澤世莉子、@pppppi_9790)」の3人組。出身も年代も違うTwitterで出逢った奇跡の3人が、「知らないを減らしたい、知ってるを増やしたい」という共通の想いから活動をしています (ツイキャスは不定期開催、主に夜10時から約1時間程度で配信)。

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