リスクのある独立開業に向かうためのキャリアプラン
私は20代で独立開業をするキャリアを選択しました。会社を設立し約6年間、苦労も多くありましたが後悔はないです。これまでは独立開業におけるメリットや明るい話題を多く紹介しましたが、今回は開業することのリスクを紹介し、そのリスクを軽減するような働き方も併せて紹介します。
独立開業で経営者として生きていく選択肢
これまでの記事で独立開業において様々な苦労や喜びを紹介しました。私は独立するというキャリアを若手の薬剤師さんを中心に勧めていますが、この選択には大きなリスクもあります。
医療機関や企業、役所などに所属している場合はある程度雇用が守られ、給与も保証されています。例えば、自分自身が病気やけがなど働けない状況になったとしても、有給休暇を使うことで給与をもらえたり、それよりも悪い状況になれば雇用保険から傷病手当が出たり、といった生活の保障があります。
しかし、経営者にそのような保証はありません。特に、独立開業をした薬剤師で自身が現場に立っている場合は、働けなくなってしまうと薬局の営業ができず無収入となります。それだけではなく、営業できない場合でも固定費などのコストがかかるので、休めば休むだけ会社の出費だけが拡大していきます。
かなり絶望的な状況を紹介しましたが、独立開業というキャリアにはこのようなケースも当然想定されます。