子どもの薬はお母さんに服薬指導していませんか?明日から使える声がけフレーズ3選
シチュエーション
- 3歳の子どもを連れたお母さんが、子どもの処方箋を持って来局
- 子どもは発熱があるようだが元気そうな様子
- 粉薬とシロップ剤が処方されているので調剤して投薬へ向かう
子どもの処方箋を扱うときは、調剤でも服薬指導でも薬剤師の腕の見せどころがたくさんあります。調剤では、その子どもが服薬できる剤形か、飲みやすい味かどうかを確認したり、用量は年齢や体重に対して妥当かどうかを確認したりと、注意することが多くあります。服薬指導においても、子どものライフスタイルに沿って服薬できる用法になっているかどうか、解熱剤の服薬タイミングをどう判断すれば良いかなど、実際に薬を飲ませる保護者と一緒に考えることがたくさんあります。
こうした対応は多くの薬剤師が日々実践していることと思いますが、ここにもう1つちょっとした工夫を上乗せして、さらに”できる薬剤師”と思わせる対応にも挑戦してみませんか。
薬剤師が、子どもに声をかけることの意義
薬剤師が子どもの薬について服薬指導をする場合、子どもを連れている保護者に向けて行うことがほとんどでしょう。子どもは、保護者に用意してもらった薬を飲ませてもらうので、この方法で基本的に間違いはありません。でも、実際に薬を飲むのは「子ども」なので、「子ども」に向かって服薬指導をするという選択肢もあります。