【2023薬剤師向け花粉症対策】最も眠くなりにくい抗ヒスタミン薬とは?副作用の眠気について解説
[目次]
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花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の治療薬として、日本では気軽に服用できる「内服の抗ヒスタミン薬」が人気ですが、この薬は副作用で“眠気”をよく引き起こします。“眠気”を感じていなくとも、無意識のうちに集中力や判断力が低下する、といったことも起こるため、その人にあった薬をうまく選ぶことが大切です。
Q.1 抗ヒスタミン薬で、どうして眠くなる?
花粉症治療に用いられる「抗ヒスタミン薬」は、ヒスタミンH1受容体に拮抗することで抗アレルギー作用を発揮する薬ですが、このH1受容体は脳にも存在し、覚醒や興奮を司っています。そのため、薬が脳に移行してこのH1受容体に作用すると、覚醒・興奮に拮抗し、眠くなったり、集中力や判断力が低下したり・・・といった現象が起こります。