【2023花粉症】薬剤師が押さえたい子どもや妊婦さんに使える抗ヒスタミン薬はどれ?
[目次]
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花粉症治療の中心となる「抗ヒスタミン薬」には非常にたくさん種類がありますが、それぞれの特徴を掴むことができれば“適材適所“の薬の選び方ができるようになります。似たり寄ったり・・・というイメージのある「抗ヒスタミン薬」ですが、色々な角度からその長所・短所を見ておきましょう。
Q.1 子どもでも使える薬はどれ?
抗ヒスタミン薬の年齢制限は、薬によってさまざまです。小児でも、花粉症の治療には「非鎮静性」の薬を選ぶのが基本になりますが、特に「鎮静性」に分類される抗ヒスタミン薬は、小児の熱性けいれんを悪化させるリスクが指摘されている1)点に注意が必要です。
なお、「非鎮静性」の抗ヒスタミン薬の年齢制限2)は、薬やその剤型によって様々です。錠剤やOD錠といったオーソドックスな剤型が使えるようになるのは7歳からで、それ以前は粉薬やシロップ剤で対応するのが基本になります。