薬剤師の将来性は?これからのWeb3時代を生き抜くために薬剤師が知っておきたい重要キーワードとは?
2025年には、第一次ベビーブーム期に生まれた団塊の世代が後期高齢者となります。そこで生じる多くの社会問題を2025年問題と呼んでいます。例えば、医療や介護の分野においては、社会保障費の急増が予想され、医療従事者にとっても大きな影響を及ぼすこととなります。
また、薬剤師の数は年々増え続けており、AIに仕事を奪われるなどその将来性を不安視する見方もあります。
そこで、これからの時代に必要となることは最新技術を応用して世の中や医療がどのように変わっていくのかを考えなければなりません。今回はその説明に入る前に大前提として、「Web3.0」「ブロックチェーン」「NFT」とは何か?について解説していきます。
「Web3.0」とは?~次世代インターネットの展望
「Web3.0」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?文字通り「Web1.0」や「Web2.0」の後続で、インターネットがどのように進化しているのかを理解する上で重要な概念ですので、簡単におさらいしておきましょう。
Web1.0:Read only
「Web1.0」は一方通行のやりとりが主で、メールの送信やホームページの閲覧が一般的でした。
Web2.0:Read and Write
「Web2.0」では双方向のやり取りが可能になり、ビッグデータのような集合知が価値を生み出すようになりました。我々がよく知るインターネットはこの段階で、個人でブログやSNSを使った情報発信・収集も盛んに行われています。
Web3.0:Read and Write and Own/Join
「Web3.0」は、情報管理を自立分散的に処理することにより、あらゆる価値の共創・保有・交換が可能になる次世代インターネットです。
「Web3.0」の説明になると急に漠然として理解しづらくなったと思いますが、これは当然で、現在のインターネットが「Web2.0」から「Web3.0」に移行している段階だからです。ひと昔前までは、個人がブログやSNSで情報発信・収集を盛んにする「Web2.0」の世界など考えたこともなかったはずです。
しかし、現在はスマートフォンなどを使って、誰でも簡単にそれらを行うことができるようになっています。このように、今は難しく感じる「Web3.0」の世界ですが、近い将来”当たり前”のものになっていくものと言えます。