今夏は薬局イベントを開催しませんか?高齢者向け「健康教室」を開催するメリットとは
地域で薬局の存在感や知名度を高めるためには、まず薬局を知ってもらうこと、薬局に親しみを感じてもらうことが大切です。そのために、薬局で健康に関連したイベントを開催することは、1つの良い選択肢になります。コロナ禍では開催しづらかった薬局イベントですが、今年は改めて検討してみてはどうでしょうか。今回は、そんな薬局イベントの中でも、高齢者をターゲットにした「健康教室」、特にコストをかけずに“患者の服薬アドヒアランス向上”や“処方箋の獲得”という直接的なメリットに繋げられるアイデアを紹介します。
薬の基本的な啓発を行う高齢者向けの「健康教室」のメリット
薬局に参加者を集めて、薬剤師が「健康」に関連した話をする・・・この方法は、特に大きな準備が必要なく、しかも薬剤師の専門知識をそのまま売りにできるため、これまでにイベント開催を経験したことのない薬局でも挑戦しやすいものと言えます。
たとえば、高血圧や糖尿病などにおいて薬物治療がなぜ重要なのか、目薬は正しいさし方ができているかなど、普段からよく扱っている診療科に合わせた啓発活動を行えば、そのまま患者さんの“服薬アドヒアランスの向上”にも繋がる上に、「これだけ詳しい薬剤師さんが居るなら、他の処方箋もこの薬局に持って来よう」と思ってもらえるはずです。
そういった意味で、高齢者をターゲットにした「健康教室」は、処方箋の新規獲得をも狙える、経営的にも有益なイベントになる可能性があります。特に、「健康教室」で取り扱うテーマを季節に合わせた内容にできれば、より魅力的になります。たとえば「夏」に開催するイベントとしては、以下のようなテーマはいかがでしょうか。