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更新日: 2023年6月4日

旅行で起こりがちな「服薬忘れ」に、どう備える?

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長く続いたコロナ禍の自粛生活もひと段落し、この夏は久しぶりに「旅行」をしようと計画している人は多いと思います。自分が対応している患者さんからそんなお話を聞けたら、ちょっと立ち止まって「旅行中の服薬」について考えてみましょう。

旅行という“非日常”の時間では、日常生活の中で習慣づいている「服薬」という行為も、ついつい忘れてしまいがちです。そんな旅行・帰省の際の服薬忘れに、薬剤師としてどのように備えれば良いのか、いくつか具体的な薬を例に挙げながら解説します。

CHECK①:旅行・帰省の際は、いつもの薬でも忘れがち

旅行や帰省の際には、たとえそれが実家や親戚の家などであっても、多少なりとも普段の日常生活とは異なる生活スタイルを送ることになります。そのため、飲み薬・貼り薬・塗り薬・注射薬・吸入薬など剤型を問わず、大人でも子どもでもいつもの薬を「忘れる」ことがよくあります。この旅行や帰省に伴う「服薬忘れ」は、「仕事が忙しかった」や「急用があった」よりも多く、「うっかり忘れ」に次いで2番目に多い理由として挙げられており1)、薬剤師としては見逃せないポイントになります。

これがもし血圧の薬だった場合、1~2回ほど飲み忘れただけですぐに何か大きな影響が出るようなことは基本的にないと考えられますが、それでも旅行時の服薬アドヒアランスの悪化は血圧上昇と関連する2)という報告もあるため、なるべく普段通りの服薬を続けられるように支援する必要があります。

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児島 悠史
こじま ゆうし

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CL6。
2011年に京都薬科大学大学院を修了後、薬局薬剤師として活動。
「誤解や偏見から生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、ブログ「お薬Q&A~Fizz Drug Information」やTwitter「@Fizz_DI」を使って科学的根拠に基づいた医療情報の発信・共有を行うほか、大学や薬剤師会の研修会の講演、メディア出演・監修、雑誌の連載などにも携わる。
主な著書「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100(羊土社)」、「OTC医薬品の比較の比較と使い分け(羊土社)」。
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