薬剤師の気になるトピックをお届け!今月の特集

更新日: 2023年7月4日 児島 悠史

日常生活に便利な「イカリジン」や「ハーブ類」の上手な使い方と指導のポイント

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前回の記事で、本格的なアウトドアやレジャー活動の際には、「蚊」以外の虫にも広く効果のある「ディート」製剤が適していることを紹介しました。しかし、その一方で「ディート」には年齢制限や独特の匂い、装備品を傷めるリスクなどもあり、日常的な「蚊」対策として使うにはやや扱いが難しい面もあります。
そこで今回は、日常的な「蚊」の対策として便利な「イカリジン」と「ハーブ類」の虫除けについて解説します。

シチュエーション:子どもが近所の公園で遊ぶ際の「蚊」対策を相談されたとき

「イカリジン」は、日本では2015年から発売された新しい虫除けです。それまで、効果の高い虫除けと言えば「ディート」しかなかったため、未だに「蚊」の対策にも「ディート」を選ばなければならない、と考えている人も多いですが、一般的な「蚊」に対する防御効果は、「ディート」と「イカリジン」でほぼ同等1)とされています。そのため、日常的な「蚊」の対策としては、決して効果が劣るようなものではありません。

しかも、「ディート」に比べると年齢制限がなく小さな子どもに対しても使えるほか、匂いも少なく、皮膚への刺激も少ない1)装備品を傷める作用がないなど、その欠点が大きく補われており、“日常的な「蚊」対策”としては非常に使いやすい虫除けになっています。

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児島 悠史
こじま ゆうし

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CL6。
2011年に京都薬科大学大学院を修了後、薬局薬剤師として活動。
「誤解や偏見から生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、ブログ「お薬Q&A~Fizz Drug Information」やTwitter「@Fizz_DI」を使って科学的根拠に基づいた医療情報の発信・共有を行うほか、大学や薬剤師会の研修会の講演、メディア出演・監修、雑誌の連載などにも携わる。
主な著書「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100(羊土社)」、「OTC医薬品の比較と使い分け(羊土社)」。

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