「地域支援体制加算」に関わる「アフターピル(緊急避妊薬)」の薬局でよくある質問と対応
☞この記事でわかること
- アフターピル(緊急避妊薬)の対応に必要な環境の整え方
- 避妊方法の指導として有用な「GATHER法」について
- DVや性犯罪に関する相談先の伝え方
[目次]
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薬局で患者さんからアフターピル(緊急避妊薬)を求められたとき、どのように対応したらよいでしょうか?ここでは、患者さんからよく受ける質問への回答や、確実な避妊方法の伝え方など情報提供の重要性を紹介します。
「アフターピル(緊急避妊薬)」について、薬局でもよくある質問
Q1、アフターピル(緊急避妊薬)を予め持っておきたいのですが、販売してくれますか?
→アフターピル(緊急避妊薬)は避妊が不十分であった直前の性行為に対して緊急的に服用するものとなります。アフターピル(緊急避妊薬)は個人で常備するものではありません。
妊娠を望まない時期であれば、確実な避妊方法を選択することが望ましいでしょう。
Q2、確実な避妊方法が出来ていればコンドームは必要ないですよね?
→性交渉は妊娠だけではなく性感染症のリスクも高めます。確実な避妊方法で出来ることは避妊のみであり、性感染症予防は出来ません。そのためコンドームの使用は性感染症のリスクを下げるために必要です。確実な避妊方法を選ぶことが出来ていてもコンドームは常に使用するものと認識してください。