薬剤師の気になるトピックをお届け!今月の特集

更新日: 2024年10月6日 児島 悠史

【選定療養クイズ】「ヒルドイド」を選ぶと高くなる?ジェネリック医薬品との差額の計算法

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☞この記事のポイント
  • 2024年10月から開始した「選定療養」の疑問をクイズで解説
  • 先発医薬品「ヒルドイド」を使用する場合の自己負担額の計算式
  • 「ヒルドイド」からジェネリック医薬品に切り替えた場合の自己負担額の計算式

保湿剤の「ヒルドイド(一般名:ヘパリン類似物質)」。このまま先発医薬品を使う場合と、ジェネリック医薬品に変更する場合とで、具体的にどのくらい自己負担額に違いが生じるのか、その計算方法を解説します。

仮想症例

【般】 ヘパリン類似物質油性クリーム0.3% 300g 1日2回 全身に塗布

これまでの患者さんの自己負担額(※3割負担)

先発医薬品の薬価(1gあたり): 18.50
→18.50×300g=5,550円 の3割で1,670円 (※10円単位で四捨五入)

問1 「ヒルドイドソフト軟膏」を引き続き使うと、自己負担額は変わるか?

これまで先発医薬品の「ヒルドイドソフト軟膏」を使っていたこの患者さんが、2024年10月以降も引き続き先発医薬品を使おうとした場合、自己負担額(※3割負担)はどのくらい変わるでしょうか。

問1の回答と解説

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児島 悠史
こじま ゆうし

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CL6。
2011年に京都薬科大学大学院を修了後、薬局薬剤師として活動。
「誤解や偏見から生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、ブログ「お薬Q&A~Fizz Drug Information」やTwitter「@Fizz_DI」を使って科学的根拠に基づいた医療情報の発信・共有を行うほか、大学や薬剤師会の研修会の講演、メディア出演・監修、雑誌の連載などにも携わる。
主な著書「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100(羊土社)」、「OTC医薬品の比較の比較と使い分け(羊土社)」。

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