薬剤師の気になるトピックをお届け!今月の特集

更新日: 2024年11月8日 児島 悠史

「ゾフルーザ」と「タミフル」の違いは?インフルエンザ治療薬の使い分け方法

「ゾフルーザ」と「タミフル」の違いは?インフルエンザ治療薬の使い分け方法のメイン画像
☞この記事でわかること
  • 「オセルタミビル」と「バロキサビル」で、臨床的な効果やよくある副作用はあまり変わらない
  • 通常、使用実績が豊富な「オセルタミビル」が“第一選択”になる(特に子どもの場合は推奨)
  • 服薬アドヒアランスが悪い患者さんの場合、1回飲み切りという「バロキサビル」の特徴が活きる可能性

インフルエンザ治療薬は飲み薬・吸入薬・点滴薬と色々なものがありますが、飲み薬には「オセルタミビル(先発:タミフル)」と「バロキサビル(先発:ゾフルーザ)」の2種があります。飲み薬は、デバイスを適切に扱うための複雑な手技などもなく、服用方法が非常にわかりやすいのが最大の利点ですが、その中で「オセルタミビル」と「バロキサビル」の2剤はどのように使い分けが行われているのか、薬の長所・短所を踏まえた基本的なポイントを、最新の情報も踏まえておさらいします。

オセルタミビル バロキサビル
先発医薬品 タミフル ゾフルーザ
作用機序 ノイラミニダーゼ阻害薬 キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬
投与経路 内服(カプセル/ドライシロップ) 内服(錠)
服用回数 1日2回、5日間 1回
半減期 5.1~7.0時間 95.8~99.6時間
適用年齢 生後2週から 10kg以上
薬価収載 2001年2月 2018年3月

使い分け① 基本~症状緩和の効果やよくある副作用は“同じ”だが、安全重視であれば「オセルタミビル」

または

m3.com会員登録いただくと、医療ニュースや全てのコラム記事が読み放題&ポイントが貯まる

新規会員登録(無料)
児島 悠史の画像

児島 悠史
こじま ゆうし

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CL6。
2011年に京都薬科大学大学院を修了後、薬局薬剤師として活動。
「誤解や偏見から生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、ブログ「お薬Q&A~Fizz Drug Information」やTwitter「@Fizz_DI」を使って科学的根拠に基づいた医療情報の発信・共有を行うほか、大学や薬剤師会の研修会の講演、メディア出演・監修、雑誌の連載などにも携わる。
主な著書「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100(羊土社)」、「OTC医薬品の比較と使い分け(羊土社)」。

キーワード一覧

薬剤師の気になるトピックをお届け!今月の特集

この記事の関連記事

アクセス数ランキング

新着一覧

28万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

吸入薬指導加算 医薬品情報・DI 調剤報酬改定 薬物療法・作用機序 門前薬局 服薬指導 医療過誤・ヒヤリハット 年収・待遇 オンライン服薬指導 薬剤師インタビュー