NSAIDsが禁忌なのは、妊娠のどの「時期」?添付文書改訂おさらいしよう
- NSAIDsの添付文書がどのように改訂されたか
- NSAIDsで起こる「胎児の動脈管収縮」がどういったものか
- NSAIDsで起こる「羊水過少」や「胎児の腎機能障害」がどういったものか
2024年10月、全てのNSAIDsの添付文書が改訂になりました。改訂されたのは妊娠中の安全性に関する記載ですが、元から妊娠「後期」には禁忌だったNSAIDsの扱いはどのように変わったのでしょうか。
胎児の「動脈管収縮」や「羊水減少症」といったキーワードについても改めて解説します。
NSAIDsは、どの時期の妊婦に投与禁忌が設定されている?
「ロキソプロフェン」や「イブプロフェン」といったNSAIDsは、もともと妊娠「後期」の妊婦に対して“禁忌”の制限が設けられてきました。
この時期の妊婦がNSAIDsを服用すると、胎児に動脈管収縮が起こる恐れがあるからです。
そのため「NSAIDs=妊娠後期は禁忌」と覚えている人も多いと思いますが、2024年の改訂でこの制限はどのように変わったでしょうか。
NSAIDsは、どの時期の妊婦に投与禁忌が設定されている?(※2024年10月改訂以降)
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