ダウンロード可!高血圧配合剤:ARB+Ca拮抗薬とARB+利尿薬の早見表

☞この記事でわかること
- 高血圧治療に用いられる「配合剤」の成分や用量、その種類
- 「ARB+Ca拮抗薬」、「ARB+利尿薬」という組み合わせの理由
- 配合剤を使うことの、具体的なメリットとデメリット
高血圧治療においては、1つの薬を増量して使うよりも、異なる作用機序の薬を少量ずつ併用した方が、効果的かつ副作用のリスクも抑えられることがわかっています1)。こうした背景から、高血圧治療では“服用すべき薬”の種類が増える傾向にあるため、複数の降圧薬を組み合わせた「配合剤」が広く用いられています。
今回は、そんな高血圧治療薬の配合剤について、「ARB+Ca拮抗薬」「ARB+利尿薬」の主要製品をひと目で確認できる早見表とともに、配合剤を上手に活用するためのTIPsと注意点を紹介します。
「ARB」+「Ca拮抗薬」の早見表:高血圧治療の配合薬
「ARB」と「Ca拮抗薬」は、日本で最もよく用いられている高血圧治療薬です2)。この2剤が組み合わせられる機会は非常にたくさんあるため、この配合剤をうまく活用することで、多くの高血圧患者さんの服薬アドヒアランス向上に貢献することができます。
製品名 | ARB | Ca拮抗薬 | |
---|---|---|---|
ザクラス (後)ジルムロ |
LD | アジルサルタン 20mg | アムロジピン 2.5mg |
HD | アムロジピン 5mg | ||
アイミクス (後)イルアミクス |
LD | イルベサルタン 100mg | アムロジピン 5mg |
HD | アムロジピン 10mg | ||
アテディオ | バルサルタン 80mg | シルニジピン 10mg | |
エックスフォージ (後)アムバロ |
バルサルタン 80mg | アムロジピン 5mg | |
ミカムロ (後)テラムロ |
AP | テルミサルタン 40mg | アムロジピン 5mg |
BP | テルミサルタン 80mg | ||
ユニシア (後)カムシア |
LD | カンデサルタン 8mg | アムロジピン 2.5mg |
HD | アムロジピン 5mg | ||
レザルタス | LD | オルメサルタン 10mg | アゼルニジピン 8mg |
HD | オルメサルタン 20mg | アゼルニジピン 16mg |