ステロイド内服薬の副作用を知ろう:服用開始直後~数日後
☞この記事でわかること
- ステロイド(内服)の副作用にはどんなものがあるか
- 服薬開始直後や数日後には、それぞれどのような副作用が現れやすいか
- 「短期処方」の際には、どんな服薬指導が効果的か
「ステロイド(内服)で注意すべき副作用」というと、ざっと挙げるだけでも消化器系(消化性潰瘍、膵炎)、筋骨格系(骨粗鬆症、ステロイド筋症)、免疫系(感染症)、心血管系(浮腫、不整脈、高血圧)、内分泌系(血糖値上昇、脂質異常症、性ホルモン抑制)、眼科系(白内障、緑内障)、皮膚科系(にきび、多毛)、精神系(不眠、食欲増加、うつ)など、非常に多岐に渡ります。
実際に薬を服用する患者さんにこれだけの副作用をまとめて注意喚起することは非現実的で、むしろ服薬を怖がらせてしまう原因にもなりかねません。そのため、ステロイド(内服)の副作用についてはあまり詳しく説明しない、注意喚起をしない、という服薬指導になってしまいがちです。
しかし、そういった服薬指導では、患者さんは副作用リスクを適切にマネジメントできず、早期発見・早期対応にも大きな支障を来たします。
そこで今回は、ステロイド(内服)の副作用を、「時期」ごとに現れやすい症状で整理し、どういったところを重点的に服薬指導・注意喚起すれば良いのか、を整理します。