薬剤師の気になるトピックをお届け!今月の特集

更新日: 2025年11月4日 児島 悠史

ステロイド内服薬・副作用の虎の巻~服用から数週間~数ヶ月後の注意点

【特集】ステロイドの副作用。「時期」で見極める服薬指導のコツ_のメイン画像
☞この記事でわかること
  • ステロイド(内服)の副作用にはどんなものがあるか
  • 服薬開始から数週間~数ヶ月後には、それぞれどのような副作用が現れやすいか
  • 「中~長期処方」の際には、どんな服薬指導が効果的か

前編では、服用開始直後~数日後に現れやすいステロイド(内服)の代表的な副作用を紹介しましたが、今回の後編では、中~長期処方の際、服用開始から数週間~数ヶ月後に特に注意したい副作用について整理します。

血糖値の上昇~「服薬開始から2~3週間後」に注意したい副作用

ステロイド(内服)が持つグルココルチコイド作用は、「血糖値の上昇」を引き起こすことがあります。実際、1週間を超えてステロイドを内服していると、糖尿病患者でなくとも何らかの耐糖能異常が現れ始めるとされ、特に服用期間が1ヵ月を超えると、3人に1人の頻度で一過性の高血糖状態を起こす、とされています1)

ステロイドによる血糖値上昇作用は強力なため、インスリン治療などが必要になる場合もありますが、症状が軽めの場合には、「DPP-4阻害薬」などの低血糖リスクの少ない経口薬も良い選択肢になります2)

感染症と外観の変化~「服薬開始から1ヶ月後」に注意したい副作用

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児島 悠史
こじま ゆうし

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CL6。
2011年に京都薬科大学大学院を修了後、薬局薬剤師として活動。
「誤解や偏見から生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、ブログ「お薬Q&A~Fizz Drug Information」やTwitter「@Fizz_DI」を使って科学的根拠に基づいた医療情報の発信・共有を行うほか、大学や薬剤師会の研修会の講演、メディア出演・監修、雑誌の連載などにも携わる。
主な著書「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100(羊土社)」、「OTC医薬品の比較と使い分け(羊土社)」。

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