クイズで納得!ペンタサは「粉砕NG」でも「半錠OK」な理由
[目次]
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☞この記事でわかること
- 「ペンタサ錠」を“粉砕”できない理由と、“半錠”はできる理由
- 錠剤が大きくて飲みづらい場合、どんな代替案があるか
クイズ: 「ペンタサ錠」を粉砕できない理由として、最も適切なものは?
- 腸溶性のコーティングが壊れ、胃で薬が分解されてしまうから
- 徐放性のコーティングが壊れ、治療効果が弱まってしまうから
- 徐放性のコーティングが壊れ、消化管障害の副作用が増えてしまうから
- 有効成分が空気に触れると分解され、治療効果が弱まってしまうから
- 有毒な薬の粉を吸い込むことで、調剤している薬剤師に危険が及ぶから
正解は?
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「ペンタサ錠」の解説
「ペンタサ錠」は、潰瘍性大腸炎の治療に用いる「メサラジン」製剤です。潰瘍性大腸炎の治療では、「メサラジン」を高濃度で大腸に届けることが重要1)になるため、薬にはさまざまな製剤工夫が施されています。
中でも「ペンタサ錠」は、小さな穴の開いたエチルセルロース製の徐放性コーティングが施され2)、服用後は錠剤から有効成分が徐々に放出されるように設計されています。
そのため、“粉砕”するとこの放出調整システムが破壊されてしまうため、有効成分の大部分が小腸で吸収・代謝され、大腸で十分な治療効果を発揮できなくなります。
ここで改めて確認したいのが、「ペンタサ錠」には、半分に割るための“割線”がついている、という点です。通常、「ペンタサ錠」のような徐放性の錠剤は、“粉砕”も“分割”もできないことがほとんどですが、これは何故でしょうか。