薬剤師の気になるトピックをお届け!今月の特集

更新日: 2026年8月10日 児島 悠史

減弱だけではない?薬剤師が知っておくべきセントジョーンズワートの盲点

【特集】クイズでまるわかり!薬とサプリメントの要注意な相互作用のメイン画像
☞この記事に登場する主な薬剤
  • ラサギリン(アジレクト)、サフィナミド(エクフィナ)、セレギリン(エフピー)、アピキサバン(エリキュース)、ジゴキシン、アルプラゾラム、ワルファリン、シクロスポリン、イソニアジド、抗うつ薬(SSRI/SNRI/NaSSA)

☞この記事でわかること
  • 「セントジョーンズワート」はどんな効果を期待して摂取されているのか
  • 「セントジョーンズワート」が作用を“減弱”させる薬には、どんなものがあるか
  • 「セントジョーンズワート」が作用を“増強”させる薬には、どんなものがあるか

健康食品やサプリメントのなかには、薬の有効性や安全性に大きく影響を与える相互作用リスクが潜んでいるものが少なくありません。しかし、こうした健康食品やサプリメントの相互作用リスクについては、ほとんどの消費者が“意識していない”とされており1)、多くの場面で不用意に併用されてしまっているという現状があります。

そのため、健康食品やサプリメントの摂取について情報収集する際には、薬剤師がその相互作用リスクをできるだけ具体的に把握した上で情報提供・注意喚起することが重要です。

今回は、相互作用を起こしやすい健康食品・サプリメントとして有名な「セントジョーンズワート」のリスクについて、より詳しく知るためのポイントを解説します。

「セントジョーンズワート」の併用によって、作用が大きく“増強”する恐れのある薬はどれか。

  • ジゴキシン
  • アルプラゾラム
  • ラサギリン
  • ワルファリン
  • シクロスポリン

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児島 悠史
こじま ゆうし

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CL6。
2011年に京都薬科大学大学院を修了後、薬局薬剤師として活動。
「誤解や偏見から生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、ブログ「お薬Q&A~Fizz Drug Information」やTwitter「@Fizz_DI」を使って科学的根拠に基づいた医療情報の発信・共有を行うほか、大学や薬剤師会の研修会の講演、メディア出演・監修、雑誌の連載などにも携わる。
主な著書「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100(羊土社)」、「OTC医薬品の比較と使い分け(羊土社)」。

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