メトアナやエクメット…「糖尿病配合剤」の規格と成分を完全ガイド!
- 糖尿病治療薬の配合剤(内服)にはどんなものがあるか
- それぞれの薬の組み合わせには、どんなメリットがあるか
糖尿病治療薬にも色々な薬がありますが、個々の特徴を活かして複数の薬を組み合わせて使うことがあります。このとき、“よくある組み合わせ”の薬については「配合剤」が販売されており、服薬の手間を軽減したり、飲み間違いのリスクを抑えたりといった場面で役立つことがあります。
そんな糖尿病治療に用いられる「配合剤」にはどんなものがあるのか。その組み合わせにどんなメリットがあるのかと併せておさらいしましょう。
糖尿病の配合剤(内服)はなぜややこしい?薬剤師が押さえるべき組み合わせの基本
糖尿病治療では、「SGLT2阻害薬」や「DPP-4阻害薬」、「メトホルミン」、「チアゾリジン系」を中心とした配合剤が用いられています。
それぞれの薬には特徴的な注意点がありますが、配合剤では何の成分が入っているのかがわかりにくいことに注意が必要です。
糖尿病治療薬の配合剤(内服)一覧
| 組み合わせ | 製剤名 |
| SGLT2阻害薬+DPP-4阻害薬 | スージャヌ(イプラグリフロジン+シタグリプチン) カナリア(カナグリフロジン+テネリグリプチン) トラディアンス(エンパグリフロジン+リナグリプチン) |
| DPP-4阻害薬+メトホルミン | メトアナ(アナグリプチン+メトホルミン) イニシンク(アログリプチン+メトホルミン) エクメット(ビルダグリプチン+メトホルミン) |
| DPP-4阻害薬+チアゾリジン系 | リオベル(アログリプチン+ピオグリタゾン) |
| SU薬+チアゾリジン系 | ソニアス(グリメピリド+ピオグリタゾン) |
| メトホルミン+チアゾリジン系 | メタクト(メトホルミン+ピオグリタゾン) |
| インスリン分泌促進薬+α-G1 | グルベス(ミチグリニド+ボグリボース) |
糖尿病治療薬の配合剤:SGLT2阻害薬+DPP-4阻害薬
「SGLT2阻害薬」と「DPP-4阻害薬」を併用すると、低血糖リスクをほぼ増やすことなく、血糖値をより大きく下げることができます1)。
心血管イベントの抑制効果が確認されている「SGLT2阻害薬」と、単独では低血糖を起こしにくい「DPP-4阻害薬」という、頻用されている2つの薬をまとめられる配合剤です。
SGLT2阻害薬+DPP-4阻害薬 配合剤の一覧
| 製剤 | SGLT2阻害薬 | DPP-4阻害薬 | |
| スージャヌ | イプラグリフロジン 50mg | シタグリプチン 50mg | |
| カナリア | カナグリフロジン 100mg | テネリグリプチン 20mg | |
| トラディアンス | AP | エンパグリフロジン 10mg | リナグリプチン 5mg |
| BP | エンパグリフロジン 25mg | リナグリプチン 5mg | |
糖尿病治療薬の配合剤:DPP-4阻害薬+メトホルミン
「メトホルミン」単独では十分に血糖値が下がらない場合、そこで追加する薬には色々な選択肢があります。
なかでも「DPP-4阻害薬」の追加は、低血糖リスクを増やすことなく、SU薬やチアゾリジン系の追加と同程度にHbA1c値を下げられることがわかっています2)。
DPP-4阻害薬+メトホルミン 配合剤の一覧
| 製剤 | DPP-4阻害薬 | メトホルミン | |
| イニシンク | アログリプチン 25 mg | メトホルミン 500mg | |
| メトアナ | LD | アナグリプチン 100mg | メトホルミン 250mg |
| HD | アナグリプチン 100mg | メトホルミン 500mg | |
| エクメット | LD | ビルダグリプチン 50mg | メトホルミン 250mg |
| HD | ビルダグリプチン 50mg | メトホルミン 500mg | |