【テープ・パップ・ゲル・ローション】薬剤師のための剤型別・指導ガイド
- 「テープ剤」と「パップ剤」では何が違うのか
- 「ゲル剤」や「ローション剤」は、どんな場面で使いやすいか
- 「貼る薬」と「塗る薬」で、鎮痛効果に違いはあるのか
腰痛や関節痛、筋肉痛などに使う外用の鎮痛消炎薬には、さまざまな剤型があります。実際、「ロキソプロフェン」の外用薬を例にしても、「テープ剤」・「パップ剤」・「ゲル剤」・「ローション剤」と豊富なラインナップが揃っており、その特徴を活かした使い分けが行われています。
【剤型別】ロキソプロフェン外用製剤の医療用・OTC対応一覧
| 剤型 | 医療用医薬品 | OTC医薬品 |
| テープ | ロキソニンテープ | ロキソニンSテープ |
| パップ | ロキソニンパップ | ロキソニンSパップ |
| ゲル | ロキソニンゲル | ロキソニンSゲル |
| ローション | - | ロキソニンSローションa |
※「ロキソニン」シリーズの外用剤
前編では、「有効成分」によって鎮痛効果や副作用に少しずつ違いがあることを解説しましたが、外用の鎮痛消炎薬では、たとえ「有効成分」が同じでも、「剤型」が違えばその使い方や使い心地も大きく変わってきます。
そこで今回は、外用の鎮痛消炎薬を「剤型」の違いから、どう使い分ければよいのかを整理します。
テープとパップの違いは?皮膚負担と粘着力に応じた服薬指導法とは
いわゆる“湿布薬”には、大きく分けて「テープ剤」と「パップ剤」があります。
有効成分が同じものであれば、基本的に鎮痛効果は同等と考えられます。そのため、効果よりも使い勝手や使い心地をメインに使い分けられています。
まず最も大きく異なるのが、粘着力です。一般的に、テープ剤は薄くて粘着力が強いため、身体を動かしても剥がれにくいのが特徴です。そのため、膝や肘など動きが多く剥がれやすい部位に適した剤型です。