薬剤師必見!SGLT2阻害薬の適応症、PMDA検索でサクッと見分けるコツ
- ダパグリフロジン(フォシーガ)、エンパグリフロジン(ジャディアンス)、カナグリフロジン(カナグル)、イプラグリフロジン(スーグラ)、ルセオグリフロジン(ルセフィ)、トホグリフロジン(デベルザ)
- SGLT2阻害薬のうち、「心不全」にも適応のあるものはどれか
- PMDAのWebサイトで、適応症の有無を調べるにはどうすれば良いか
PMDA(医薬品医療機器総合機構)の情報検索 は、添付文書やインタビューフォーム、RMP資材などを検索するのに便利なWebサイトですが、ちょっとしたテクニックを活用することでもっと便利に情報収集することができます。
今回は、そんな情報検索テクニックのなかから、特に薬剤師業務に役立つものを2つ紹介します。前編では、ジェネリック医薬品も登場したSGLT2阻害薬を例に、医薬品の“適応症”に焦点を当てて検索する方法です。
SGLT2阻害薬は心不全に"全部"効くわけではない
「ダパグリフロジン(商品名:フォシーガ)」や「エンパグリフロジン(商品名:ジャディアンス)」といった「SGLT2阻害薬(Sodium glucose cotransporter-2 inhibitor)」は、もともとは余分な糖を尿中に排泄することで血糖値を下げる、2型糖尿病の治療薬として登場した薬です。
このSGLT2阻害薬が、近年は「心不全」の治療にも用いられるようになり、活躍の場面が大きく広がっています。
ここでよく問題になるのが、「どの薬・製剤に、心不全の適応があるのか」という点です。というのも、SGLT2阻害薬の適応症は、薬剤ごと、または先発医薬品か後発医薬品かによって全く異なるからです。
SGLT2阻害薬の適応症一覧
| 薬剤名 | 糖尿病 | 心不全 | 慢性腎臓病 | |
|---|---|---|---|---|
| ダパグリフロジン | 先発 | 1型、2型 | 〇 | 〇 |
| 後発 | 2型 | - | - | |
| エンパグリフロジン | 先発 | 2型 | 〇 | 〇 |
| カナグリフロジン | 先発 | 2型 | - | 〇 |
| イプラグリフロジン | 先発 | 1型、2型 | - | - |
| ルセオグリフロジン | 先発 | 2型 | - | - |
| トホグリフロジン | 先発 | 2型 | - | - |
(2026年9月7日時点)
今回は、こうしたSGLT2阻害薬の適応症をどうやって確認すれば良いのか、PMDAのWebサイトの検索機能を活用する方法を紹介します。