『ステロイドの虎』國松淳和医師が明るく回答! 〜薬剤師が知りたいステロイドの疑問〜

更新日: 2025年12月29日 國松 淳和

ステロイドを嫌がる患者さんへの対応。國松医師が「投薬の極意」を伝授

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薬剤師からの質問:「“ステロイド”の言葉に敏感な患者さんの対応。どうすれば?」

ステロイドを嫌がる患者さんにはどう対応したらいいですか?

國松先生はステロイドというワードを使っていますか? 薬剤師が薬局で使ってもいいですか? 使わない方がいいでしょうか?

「これステロイドですか?!」などと「ステロイド」という言葉に敏感に反応される患者さんがたまにいらっしゃって説明が難しいです…。
(調剤薬局の薬剤師より)

國松淳和医師が解説:「ステロイド治療のメリットを知らないと投薬はうまくいきません」

質問ありがとうございます!

そうですね。まず当然、ステロイドという言葉は私は使っています。薬剤師さんも使っていいですよ。患者さんが薬局でなぜそうやって聞くかといえば、たぶん可能性は大きく2つあると思っています。

1つは、診察室で医師からステロイドだとは聞いたが、色々な理由で少しそれが受け入れられず、念のためもう一度聞いた、というものです。

もう1つは、本当に聞いていなかった可能性です。後者は、まあ今どきですと論外というか、はい。ここでは前者について少し述べましょう。

この背景にはおそらく患者さんの複雑な胸中があり、すなわち「自分はそんな深刻な病気になってしまったのだろうか」とか「本当にステロイドを飲まなくてはいけないだろうか」とか「とにかく嫌だ」など、色々あるでしょう。驚き、そしてつらい現実。これに続くものは否認です。

もちろん単なる事実確認ならいいのですが、ここで押さえるべきは、①ステロイド以外の治療だとうまくいかないから処方されているということと、②ステロイドのデメリットは知っていて、治療上それを上回るから処方されている、ということです。

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國松 淳和
くにまつ じゅんわ

日本医科大学卒業。日本医科大学第2内科で初期研修後、国立国際医療研究センター膠原病科、国立国際医療研究センター病院 総合診療科、2018年より現職。日本内科学会総合内科専門医、日本リウマチ学会リウマチ専門医。『ステロイドの虎』(金芳堂)、『國松の内科学』(金原出版)など著書多数。

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