• 薬剤師
  • コラムが読める
  1. m3.comトップ
  2. 薬剤師コラム・特集
  3. Dr.竜平の脳梗塞治療と薬剤選択
  4. 脳梗塞患者を支えるために必要な薬剤師の役割

Dr.竜平の脳梗塞治療と薬剤選択

更新日: 2021年2月3日

脳梗塞患者を支えるために必要な薬剤師の役割 最終回〜連載のまとめ〜

脳梗塞患者を支えるために必要な薬剤師の役割

脳梗塞は遭遇する頻度の多い疾患であり、内科医であれば必ず経験すべき疾患の一つです。とはいえ、脳梗塞の治療は日々変化しており、2019年にはガイドラインに新たな知見が加わった『脳卒中ガイドライン2015(2019追補)』が刊行されるほどです。全てを網羅することはできませんが、この連載で薬剤師が知っておくべき基礎知識や治療の変遷を解説したいと思います。なお、分かりやすさを追求するため大雑把な表現や不足の箇所もあるかと思います。温かい目で見守って頂ければ幸いです。

2020年初頭から始まった連載ですが、本日が最終回です。今回は薬剤師からのちょっとした報告が患者のADLを上げることを紹介します。また脳梗塞患者を支えることはチームプレーです。それらをお話ししたいと思います。

チームプレーで脳梗塞患者を支える

脳梗塞という病気を題材に連載を進めてきました。「脳の血管が詰まる病気」ですが、詰まる原因や検査結果次第で治療方針や予後は大きく変わります。突き詰めれば非常に奥深い疾患だと改めて思います。

また脳梗塞患者を支えるためには、医療スタッフの存在が特に重要です。内服する薬剤が多くなるため、薬剤師と相談して内服の調整・一包化処理をすることが内服コンプライアンス向上に通じます。理学療法・作業療法といったリハビリテーションにより、患者さんのADL向上につながります。退院後のことはケアマネージャーや訪問看護師にお任せする部分もたくさんあります。脳梗塞患者を支えるためには総合的な支援が必須で、医師の力のみならず、医療スタッフの連携が重要です。

必要な薬剤師の存在

このとき、薬剤師の役割はもちろん重要です。外来は患者さんの一側面しか見られません。訪問診療であれば外来よりは生活に密着した側面を見られるかもしれませんが、それでも医師には言いにくいことを隠している場合があります。患者さんが医師以外のスタッフにのみ重要な情報を伝えることは多々あります。もちろん薬剤師からの報告で治療方針・対処法が変わったことは一度や二度ではありません!

以前経験した例では、介護する奥様が「薬を飲ませるのは大変で・・・飲み込みが悪くなっているのでしょうか」と配薬に来た薬剤師に言っていました。報告を受け診察をしたところ、実は脳梗塞後のうつ症状が出現していたと判明しました。精神科を紹介したところ、うつ症状の改善が見られ内服コンプライアンスに加え食事量も増えました。

また飲み込みにくさを考慮して粉砕・細粒で内服処方したところ、「粉の量が増えてご家族が困っているみたいです」と一報を受けたことがあります。この報告を経て、OD錠の併用、不必要な薬の中止をしてコンプライアンス向上に繋がりました。

すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

※現在、ソーシャルログイン機能を停止しております。
ご迷惑をお掛けしますが、新規会員登録の上、ご利用ください。

Dr. 竜平の画像

Dr. 竜平
ドクター りゅうへい

地方の医学部を卒業後、大学病院で脳神経内科診療に従事しました。その後、実家のクリニックに副院長として入職し内科診療を行なっています。また在宅医療にも興味を持ち診療業務を行なっています。趣味は格闘技やプロ野球観戦です。
QRコード 薬キャリLINE

「薬剤師タイプ診断」や「薬剤師国家試験クイズ」薬剤師の最新情報や参考になる情報を配信中!右のQRコードから登録をおねがいします!

キーワード一覧

Dr.竜平の脳梗塞治療と薬剤選択

この記事の関連記事

アクセス数ランキング

新着一覧

19万人以上の薬剤師が登録している、日本最大級の医療従事者専用サイト。ご利用は全て【無料】です。

m3.comすべてのサービス・機能を利用する

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

m3.com会員としてログイン

ログインID

パスワード

ID・パスワードを忘れた方はこちら

注目のキーワード