薬剤師のいまを知るトピックまとめ

更新日: 2020年12月13日 薬剤師コラム編集部

これで解決!新人薬剤師の悩み

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新人薬剤師として社会人デビューを果たしたものの、慣れない環境の中で「わからないことだらけ」という方も多いのではないでしょうか。不慣れな業務や職場での人間関係に疲れてしまい、ひとりで悩みを抱えていませんか?毎日、働いていく中で不安や悩みを溜め込んでしまうと、だんだんと気持ちも沈んで職場へ行くのも嫌になってしまいますよね。「職場選びは本当に正しかったのか?」、「患者さんとのコミュニケーションが不安」、「上司との関係がストレス」など実はこうした悩みには解決方法があるのです。
そこで今回は、新人薬剤師が抱える不安や悩みを取り上げ、どのような解決法があるのかをご紹介します。仕事に不安や悩みを抱えている新人薬剤師の方は、ぜひ参考にしてみてください。

失敗しない!新人薬剤師の職場選び

新人薬剤師にとって最初の職場は、今後のキャリアを左右するものだけに、慎重に選びたいですよね。しかし、どうすれば失敗せずに自分に合った職場選びができるのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで、ここでは先輩薬剤師の皆さんがどのように今の職場を決めたのか、その理由からヒントを探ってみましょう。下記の記事では、薬学生からが就職先をどのように決めたのかをアンケートしました。先輩薬剤師からは職場選びの決め手について多くの回答が寄せられており、「通勤の距離や勤務条件」、「患者さんとのコミュニケーションがきっかけ」「先輩の影響」など実にさまざまでした。先輩薬剤師が何を基準に現在の職場を選んだのか、また実際にその職場を選んでどのようにか感じているかなど、職場選びに不安のある新人薬剤師の方はぜひ参考にしてみてください。

教えて薬剤師!就職先をどう決めましたか?
「就職先をどのように決めましたか?」という質問に対し、現役薬剤師から様々な意見が寄せられました。実際に働いてみた感想も含めご紹介します。

新人薬局薬剤師あるある3選
新人薬剤師ならではの経験を漫画にしてみました。新人の方は「あるあるー!」と笑っていただき、ベテランの方は「新人はこういうところでつまづいているのかー」なんて感じて頂けたら幸いです。

病院薬剤師と薬局薬剤師を経験したキクオの年収・業務内容を大公開!
今回は私が社会人になってからの実際の稼ぎを、キャリアとともに赤裸々に公開したいと思います!どのように年収が推移していったのかを、実体験ベースで伝えていきます!

新人薬剤師の仕事の悩みとは?

新人薬剤師が抱えがちな仕事の悩みのひとつに「コミュニケーション」があります。一口にコミュニケーションと言っても相手によって課題は異なります。下記の記事では、「患者さん」「医師」「上司・先輩」それぞれに対するコミュニケーションの悩みと解決策を説明します。

  • 患者さんとのコミュニケーション
    新人のうちは患者さんと円滑なやりとりができずに苦労している方は多いのではないでしょうか。服薬指導では、患者さんからうまく情報を聞き出す必要もあるため、薬学の知識のみではなく、コミュニケーション能力を磨いていく必要があります。
  • 医師とのコミュニケーション
    薬剤師になった以上、必要不可欠な疑義照会。初めて医師に疑義照会するときは「電話して怒られないだろうか」などの不安を感じながら電話をかけて人も多いのではないでしょうか。疑義照会は電話をかけるタイミング、伝える内容、伝え方にポイントがあります。実際の医師の声を参考に改善していきましょう。
  • 上司・先輩とのコミュニケーション
    人間関係からのストレスで「辞めたい」と思う新人薬剤師も少なくありません。上司や先輩との距離感がつかめなく、話しかけることができずにいる新人薬剤師は、「質問をする」という新人の特権をうまく利用して、相談してみるといいでしょう。

下記の記事に、薬剤師が同僚にどんなことを求めているのかヒントが示されていますので是非、ご覧になってください。

教えて薬剤師!どのような薬剤師に増えて欲しい?
今後「どんな薬剤師に増えて欲しいか?」という質問に対し、現役薬剤師からは、コミュニケーションスキルを持った薬剤師や、チーム医療への貢献を上げる声が多かったです。

私たち、薬剤師ってこんな同僚と仕事がしたいんです
職場ではなかなか話せない調剤室での人間関係について先輩 × 後輩の目線でそれぞれに語っていただきました。

薬剤師のための患者・クレーム対応術
プロフェッショナルの薬剤師として多様な患者さんへの対応力が求められています。そのためには患者さんの心理や言動の真意を理解することは不可欠です。

開いた質問をしてみよう!
みなさんは服薬指導の時、どういった言葉で締めていますか?私は最近、「何か質問はございませんか?」と、開いた質問(オープン・クエスチョン)で終わるようにしています。

薬剤師として成長するために

現在、ベテランと言われる薬剤師にも、皆さんのように新人の時代がありました。誰もが経験不足から招くミスや失敗という苦い思い出を抱えながら、一人前の薬剤師へとなっています。

薬剤師として日々の業務やストレスを抱え込まず、この苦しい新人時代をうまく乗り越えるためには、5~10年後に「どんな薬剤師になっていたいか?」という理想の薬剤師像を描いておくと効果的です。「患者さんから必要とされるかかりつけ薬剤師になる」や「この分野の専門性を極める」などの目標があれば、どのような資格が自分には必要か?また、そのためにはどのような職場で経験を積んだらいいのかといった方向性が見えてきます。薬剤師として成長するために、自分のキャリアデザインをしっかりと思い描きながら、学びの姿勢を失わずに自己研鑽していくことを忘れないようにしましょう。

真の「医療人 薬剤師」は大学教育だけでは完成しない―患者さんから学ぶ
薬剤師・薬局に求められる役割が「対物業務から対人業務へ」と急速にシフトしている実状を、昭和薬科大学の渡部一宏教授に解説していただきました。

同僚が実感!デキる薬剤師って!?
職場ではなかなか話せない調剤室での人間関係について先輩 × 後輩の目線でそれぞれに語っていただきました。

2020年最新 薬剤師の勉強におすすめの書籍ランキング|100人の医師に聞く
疾患や薬の理解を深めるために「これは薬剤師にも薦めたい!」と思う書籍とその理由を教えてもらいました。

まとめ

新人のうちは何かと壁にぶち当たるものです。「なぜミスばかりしてしまうのか」「なぜ患者さんとうまく話せないのか」など「できなかったこと」を抱えすぎて自己嫌悪に陥ってしまうこともあるでしょう。そういった悩みは、すぐに解決することもできないため、気持ちだけが焦り、ますます視野が狭まりミスを繰り返してしまうということも。

新人薬剤師は、薬剤師の業務は慣れるまでに時間と経験を要することを十分に理解し、焦らずに日々の努力を重ねていきましょう。できないことだけにフォーカスするのではなく、小さなことでもいいので、ひとつでもできることを増やしていくと少し余裕も生まれてきます。仕事上の悩みはできるだけ一人で抱えずに、信頼できる周りの上司や先輩、同僚に自ら相談しましょう。仕事上の問題解決の糸口は、先輩や同僚薬剤師の言葉の中に示されているケースがあります。新人時代を乗り越えて、数年後には患者さんに頼られる一人前の薬剤師になっていることを願っています。

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