算定件数が減った点数は?2024調剤報酬改定アンケート結果まとめ
[目次]
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2024年(令和6年)調剤報酬改定の施行から3カ月が経ちました。今回の調剤報酬改定は、大幅な変更が多い改定です。
3カ月が経過し、今、薬局の現場では、どんなことが課題になっているのか、アンケートを取りました。
アンケート収集期間:2024年9月12日~9月19日
Q. 2024(令和6)年調剤報酬改定で、算定できなかった(または算定件数が落ちた)点数は?
加算名 | 投票 |
特定薬剤管理指導加算1 | 22.4% |
特定薬剤管理指導加算3 | 15.3% |
服薬情報等提供料1 | 17.3% |
服薬情報等提供料2 | 26.5% |
調剤後薬剤管理指導料1 | 20.4% |
調剤後薬剤管理指導料2 | 18.4% |
重複投薬・相互作用等防止加算 | 13.3% |
自家製剤加算 | 14.3% |
吸入薬指導加算 | 29.6% |
その他 | 21.4% |
【その他】
- 地域支援体制加算
- かかりつけ薬剤師指導料
Q.算定できなかった理由を具体的に教えてください
(回答の一部を掲載)
- 薬局内で協議の上、最初なのであえて算定しなかった
- 算定要件の対象者に服薬指導をしていない
- 吸入薬の処方が少ない・なくなった
- 施設基準を満たさなくなったため
- 文書での報告になったことで算定が減った
- 要件に医療機関への連絡があり、対応が決まらなかった
- 地域支援体制加算の要件に該当しない
- 症例がなかったため
- 服薬指導をしていない
- 要件が厳しくなったため
- 電話対応での服薬情報提供料2の算定が減った。特定薬剤管理指導加算1は処方ごとに算定していたが、初回のみになったので、これも減った
- 敷地内薬局で、主要医療機関の処方箋が大半のため、算定ができなくなった
- 8項目はきつい、麻薬も小児も薬局の努力だけではどうしようも無い
- 人手不足で算定要件の説明まで手が回らないのでやっていない
- 患者が減少、または対象患者がいない
- DRの了承が得られない
- 地域体制加算の算定要件の件数に生活保護等の患者は含まれないため、麻薬や在宅や服薬情報提供の件数が減り、基準不足になってしまった
- 「かかりつけいらない」と患者に言われた
- 医師の同意がない・算定要件に達していない