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認定・専門資格薬剤師の資格取得体験記

更新日: 2024年9月23日 さかみし

公認スポーツファーマシストの資格取得体験記

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公認スポーツファーマシストとは、スポーツ選手やアスリートに対して、薬物治療やサプリメントの適切な使用方法を指導し、ドーピング防止のための知識を提供する薬剤師です。スポーツファーマシストの概要や役割、試験の難易度などを体験記とともにご紹介します。

「公認スポーツファーマシスト」の役割とは?

公認スポーツファーマシストとは、スポーツ選手やアスリートに対して、薬物治療やサプリメントの適切な使用方法を指導し、ドーピング防止のための知識を提供する薬剤師です。

薬剤の効果と副作用、相互作用やドーピングに該当する薬剤について深く理解し、アスリートの健康管理に貢献します。また、禁止薬物リストの最新情報を常に把握し、アスリートが意図せずドーピング違反を犯さないように指導します。

スポーツファーマシストは、スポーツの現場での薬物使用に関する倫理的な問題にも対応し、健全なスポーツ環境の維持に努めています。このような専門的な知識を活かし、アスリートのパフォーマンス向上と健康維持をサポートし、スポーツ界全体の信頼性を高める重要な存在です。

「公認スポーツファーマシスト」取得のきっかけ

公認スポーツファーマシストを目指したきっかけは、2014年のソチオリンピックで公となったロシアの国家ぐるみのドーピングスキャンダルでした。羽生結弦選手の金メダル獲得が記憶に新しいですが、それ以上に衝撃的な事件でした。

この事件は、スポーツ界の公正さと信頼性を根底から揺るがし、多くのアスリートやファンに深い失望を与えたと思います。当時薬剤師1年目であった私は、ドーピングによる不正行為がアスリートの努力と競技の価値を奪うことに憤りを感じました。

そこで薬剤師として何か貢献できることはないかと考える中で、この資格の存在を知りました。スポーツファーマシストとして、クリーンで健康的な方法でアスリートのパフォーマンスを向上させる手助けをし、ドーピング防止に寄与することでスポーツの健全さと公正さを守りたいと思ったのが資格取得のきっかけです。

仕事と勉強を両立させるコツは?

私が考える仕事と勉強を両立させるコツは3つあります。「メリハリ」、「始業前1時間を大事にする」、「目の前の仕事を一つひとつ丁寧に行う」です。

休日は家族・子供との時間を大切にしたいため、平日もしくは子供が寝た後しか勉強時間は確保できませんでした。また、まとまった勉強時間もとれないため、通勤時間や業務の合間に「メリハリ」をつけて勉強をしました。

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さかみし
さかみし

2014年、大学卒業後に病院勤務薬剤師となる。調剤室、化学療法センター等の中央業務に従事。2017年、外科病棟配属。その後、2021年に公認スポーツファーマシストを取得。2023年、内科病棟配属。2024年、がん専門薬剤師取得。

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