「高血圧」中医学からみるとどうなるの?

西洋医学から見た「高血圧」
西洋医学からみた高血圧は大きく分けて、原因が特定できない「本態性高血圧」、何らかの疾患がありそれによって引き起こされる「二次性高血圧」に分類されます。これらのうちほとんどの患者は「本態性高血圧」に分類されると言われています。
血圧が高い状態が続くと心臓や血管に負荷がかかり、狭心症や心筋梗塞、心不全といった心疾患や動脈硬化、脳血管障害などを引き起こすために適正な血圧領域にまで下げることが必要になります。
現在は様々な作用機序をもった治療薬が承認されており、症状や状態にあった薬をチョイスできる状況にあります。具体的には、脳卒中、心筋梗塞の予防効果もある利尿薬、広く使われているカルシウム拮抗薬、心・腎などへの臓器保護作用を持つアンジオテンシンⅡ受容体に作用する薬、古くから使われているβ遮断薬など、それぞれの特徴を踏まえ患者さんのバックグラウンドなどを見たうえで処方がなされています。